iPhone Duoの内側ディスプレイは、使ううちに表面を覆う保護層が中央の折り目部分から剥がれる恐れがあると、サプライヤーの間で懸念されていることが明らかになりました。
iPhone Duoの折り目を目立たなくするカバー層が折り目から浮く懸念
iPhone DuoはApple初の折りたたみiPhoneで、9月9日に発表され、10月23日に発売されます。7.6インチの内側ディスプレイは、8月に伝えられていたとおりパネルの上下を高強度ガラスで挟む構造で、その表面を耐擦傷コーティングと独自のポリマー製Nano-texture仕上げのカバー層が覆っています。このカバー層は、Appleによると業界で使われているほかの素材より最大40パーセント高い剛性を持ち、映り込みを抑えるマットな表面で折り目を目立たせない仕上げだと説明されています。
そんな中、台湾DIGITIMESによると、iPhone Duoでは使っているうちにこのカバー層が、それも中央の折り目部分から浮いてくるという、折りたたみスマホでは昔からある耐久性の問題が解決できていないと、サプライヤーが懸念しているとのことです。
どのくらい使うと浮いてくるのかは明らかになっていませんが、折り目部分は開閉のたびに曲げ伸ばしが集中する場所で、Galaxy Z Foldシリーズでも画面の一番上にある保護フィルムがヒンジ部分から徐々に剥がれてきたという報告が、国内でもGalaxy Z Fold4やGalaxy Z Fold6で繰り返し出ています。サムスンも公式サポートで、付属の保護フィルムは消耗品のため、一定期間使うと通常の使い方でも傷や気泡、浮きが出ることがあると案内しています。iPhone DuoでこれにあたるのがNano-texture仕上げのカバー層とみられ、ここが剥がれると画面を守れなくなるだけでなく、折り目を目立たなくする効果もなくなってしまう可能性があります。
剥がれた場合の扱いはまだ不明もAppleCare+への加入が推奨?
折りたたみで先行するサムスンは保護フィルムを交換できる部品として扱っており、保証期間内の自然な剥がれの場合は無料交換が実施されています。
一方で、iPhone Duoに関してはカバー層の貼り替えが可能かは明らかになっていないほか、有償修理の価格なども明らかになっていません。ただ、仮にカバー層を変えられない場合は内側パネルの交換となり、その交換費用は英国では約18万4,000円前後と予測されています。そのため、もしiPhone Duoの購入を検討している場合はAppleCare+への同時加入も推奨されます。
なお、この保護層の剥がれは使い込んでから表面化する問題のため、発売直後のレビューなどでは顕在化しないと見られます。ただ、Appleとはいえ初の折りたたみ式スマートフォンであるため、品質面での不具合が発生する可能性は他のiPhoneより高いと言え、本体価格も高価であるため、上述の通りiPhone Duo購入時はAppleCare+へ加入しておいた方が安心です。


