MicronがDDR5メモリ1枚で512GBを実現。サーバー1台で最大12TB、2027年後半に量産へ

MicronがDDR5メモリ1枚で512GBを実現。サーバー1台で最大12TB、2027年後半に量産へ

Micronが、DDR5メモリ1枚で512GBの容量を持つサーバー向けモジュールを複数のサーバープラットフォームで動作させることに成功し、2027年後半に量産する見通しを明らかにしました。

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Micronが512GBのDDR5を実証。サーバー1台で12TBも可能に

Micronは2025年12月4日にCrucialのコンシューマー向け事業からの撤退を発表し、メモリやSSDの出荷を2026年2月で終えています。その一方で、2030年までの長期供給契約16件を締結しており、契約期間内のDRAM出荷量の約20%は大口顧客向けにすでに固められた状態です。

そのMicronが9月15日(現地時間)に発表したのが、サーバー向けのレジスタ付きメモリ(RDIMM)で、1枚512GBの容量を持つDDR5モジュールです。すでに複数のサーバープラットフォームで動作を実証しており、速度は最大9,200MT/sで、現在はAMDとIntelが検証を進めている段階とのことです。量産は顧客の需要に合わせて2027年後半を見込んでいます。

大容量化にはHBMなどにも使われる、シリコン貫通電極(TSV)でDRAMダイを上下につないで縦に積層し、1パッケージあたりの容量を引き上げる方法が採られています。これにより、CPUを2基搭載できる2ソケットのサーバーに備わる24スロットすべてに512GBメモリを挿すと最大12TBに達し、設置面積を変えずにテラバイト級の構成が組めるとしています。

消費電力についてもMicronの試算では、512GB×1枚の動作時で16.0Wと、128GB×4枚の合計44.2Wに比べて6割超少ないとのことで、サーバーの運用コストも下げることが出来るとしています。

量産が始まる2027年はPC向けメモリの配分が減る年

512GBメモリの量産が始まる2027年は、台湾DigiTimesが報じているように、サムスン・SK hynix・Micronの3社が供給する通年分のDRAMとHBMについて配分交渉が終わり、すでに完売している年です。PCやスマートフォン向けの配分も2026年より減るとのことです。ADATA会長の陳立白氏も、HBMとAIサーバー向けDRAMだけで2027年のDRAM生産能力の約7割を占めると述べています。

そこへ1枚512GBのモジュールが加われば、サーバー1台に載せられるDRAMの量が増え、AIサーバーが吸い込むDRAMはさらに膨らむと考えられます。SK hynixの郭魯正CEOが不足は2030年末まで続くとの見方を示していることも踏まえると、2027年後半に量産が始まっても自作向けDDR5が安くなることはなく、むしろサーバー向けに大容量メモリなどが次々と投入され、一般市場へ回るDRAMはさらに削られていくとみられます。

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この記事を書いた人

Kazukiのアバター Kazuki 編集兼運営者

『ギャズログ | GAZLOG』の編集兼運営者
幼い頃から自作PCなどに触れる機会があり、現在は趣味の1つに。
自作PC歴は10年以上、経済などの知識もあるため、これらを組み合わせて高い買い物でもある自作PCやガジェットをこれから買おうと思ってる人の役に立てるような記事を提供できるよう心がけています。

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