iPhone 18 Proと同じA20 Proを積むApple初の折りたたみiPhone「iPhone Duo」は、iPhone 18 Proより薄いベイパーチャンバーを使い、ヒンジに通したグラファイトで左右の本体の間で熱を受け渡して放熱していることが明らかになりました。
iPhone DuoはiPhone 18 Proより薄いベイパーチャンバーとヒンジ越しの放熱で冷却
iPhone Duoは10月23日に発売されるApple初の折りたたみiPhoneで、iPhone 18 Proと同じA20 Proを積んでいます。このA20 Proはメモリをチップの上に積まずに横へ並べており、iPhone 18 Proでは、iPhone 17 Proの3倍の面積を持つベイパーチャンバーへチップを直接つなぐことで、長時間の負荷でも高い性能を保っています。ただ、Appleのシリコンエンジニアリング担当VPのダン・マレー氏はPCMagに対し、同じA20 ProでもiPhone Duo向けには、内側と外側の画面を同時に動かすための2つ目の表示エンジンと、内側画面の下に前面カメラを置くための対応を加えたとしています。
さらに、Appleで熱設計を担当するバナフシェ・バラバディ氏によると、iPhone Duoの冷却の仕組みは大半がiPhone 18 Proと共通ですが、開くと厚さ5.2mmになる本体に合わせて、ベイパーチャンバーはiPhone 18 Proより薄いものが別に作られています。このベイパーチャンバーはA20 Proにつながったままですが、iPhone 18 Proのようにバッテリーと基板を直接載せる骨格は兼ねず、筐体の中に浮かせた状態で配置されているとのことです。そのうえでiPhone Duoでは、熱設計チームと機構チームが共同で作った曲げられるグラファイトをヒンジの中に通し、何度開閉しても左右の本体の間で熱を受け渡せるようにすることで、熱を逃がせる面を本体の両側に広げています。
iPhone Duoは長時間の負荷でiPhone 18 Proより性能が落ちやすい可能性
マレー氏とバラバディ氏はiPhone Duoも過熱せずに動くとしていますが、ベイパーチャンバーを大きく広げたiPhone 18 Pro Maxでも、負荷をかけ続けると性能は最高スコアから約3割落ちています。そのため、iPhone 18 Proより薄いベイパーチャンバーを使い、さらにゲームなどでは広い画面によりGPUコアへの負荷が大きくなるiPhone Duoは、長時間のゲームで性能がiPhone 18 Proより落ちやすい可能性があります。
なお、iPhone Duoは10月16日21時に予約が始まりますが、最終組立の歩留まりが6割強にとどまっているため、10月23日の発売に向けた初回分は少量で生産が進んでいます。Appleは予約開始を前に部品の発注を30%増やしたと伝えられているものの、増えた分が反映されるのは発売後に作る分で、発売直後の品薄は続く見込みですので、もし購入を検討している場合は予約開始日を狙った方が良いです。


