GeForce RTX 5090のGB202 GPUはRTX PRO専用に。高値で売れるためGeForceに回す理由がなくなる

GeForce RTX 5090のGB202 GPUはRTX PRO専用に。高値で売れるためGeForceに回す理由がなくなる

生産終了がリークされていたNVIDIAのGeForce RTX 5090は、GPUのGB202がすでにGeForce向けに割り当てられておらず、リークどおり生産を終えることが販売店や取引先への取材で明らかになっています。GB202は、RTX 5090の約8倍の値が付くプロ向けのRTX PRO 5500などに回されるとのことです。

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RTX 5090向けのGB202は割り当て停止。新たに作れるのは手持ちのGPU分だけ

RTX 5090は国内で9月11日に在庫のある製品がなくなってから、入荷のたびに値上がりして10月9日には約120万円になり、翌10日には中国向けを含めて生産終了になるとリークされていました。

そんな中、ドイツのPCGHが複数の卸売・小売店やNVIDIAの取引先に取材し、NVIDIAがGeForce向けのGB202をAIBへ割り当てなくなったことを明らかにしています。GeForceではNVIDIAが生産終了を告知することは通常なく、AIBや販売店はGPUの割り当てが止まったことでそれを知るため、RTX 5090も今回の割り当て停止で生産終了が決まったことになります。

今後のRTX 5090は、AIBの手元にすでに届いているGB202の分しか作れず、ドイツでは代理店や小売店含め在庫がほとんど残っていないとのことです。また、日本国内においても10月11日からドスパラなど正規代理店ではRTX 5090の在庫は1つもない状況です。

GB202は約8倍で売れるRTX PRO 5500へ

GB202は今後、RTX PROとAI向けに限られるとのことで、9月中旬にはRTX 5090と同じ21,760基のシェーダーに84GBのGDDR7を組み合わせたプロ向けのRTX PRO 5500としても発表されています。RTX PRO 5500には欧州の販売店でRTX 5090の推奨価格の約8倍の値が付いており、メモリが多い分の部品代を差し引いても、GB202 1個あたりの売上はRTX 5090よりはるかに大きくなります。

NVIDIAがRTX 5090で得る売上は、AIBに売るGPUとメモリのセットの価格で決まり、この価格は1月にAIBへ値上げが通知されたほかは、5月に約300ドル(約5万円)上がっただけです。国内の店頭価格は発売時の39万円台から約3倍になりましたが、その値上がり分の大半はAIBや代理店など流通側の上乗せです。RTX 5090は、中国の業者が海外の店頭で売られたカードを小売箱のままパレット単位で買い集めてAIサーバーに使うなど、プロ向けGPUの安い代わりとしても買われてきました。そのため、同じGB202をRTX PRO 5500として売れるNVIDIAにとっては、GeForceに採用する理由がなくなっていたと考えられます。

2028年までGeForceの最上位はRTX 5080 24GBに

GB202を一部削って使うRTX 5080 TiやRTX 5080 SUPERのようなGeForceも、当面は予定されていないとのことです。RTX 5090に代わってGeForceの最上位になるのは2027年1〜3月に発売予定のRTX 5080 24GBですが、GPUはRTX 5080と同じままVRAMを増やすモデルのため、シェーダーはRTX 5090の半分以下です。

入荷のたびに値上がりしてきた国内のRTX 5090は、AIBの手持ちのGPUがなくなれば入荷そのものが止まります。4KでのRTX 5090のフレームレートはRTX 5080の平均約1.5倍あり、GPUが同じRTX 5080 24GBでもこの差は埋まらないため、2028年とされる次世代のRTX 60シリーズまでは、新品で買えるGeForceの最上位は性能でRTX 5090を大きく下回る状態が続く見通しです。

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この記事を書いた人

Kazukiのアバター Kazuki 編集兼運営者

『ギャズログ | GAZLOG』の編集兼運営者
幼い頃から自作PCなどに触れる機会があり、現在は趣味の1つに。
自作PC歴は10年以上、経済などの知識もあるため、これらを組み合わせて高い買い物でもある自作PCやガジェットをこれから買おうと思ってる人の役に立てるような記事を提供できるよう心がけています。

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