AMDのZen 6世代APU「Medusa1」が、ノートPC向けだけでなくデスクトップのソケットAM5向けとしても用意されていることが明らかになりました。
Zen 6世代のAM5は内蔵GPUの有無で2系統に分かれる見通し
MedusaはAMDが次世代のAPU群に与えているコードネームで、番号違いのチップをまとめたこの系列は、これまでノートPC向けのFP10パッケージ用「Medusa Point」として知られてきました。すでにES品のベンチマークが7月までに4度確認されており、2027年の投入へ向けた開発が続いています。

このうちMedusa1が、データマイナーのInstLatX64が発見したAMDの技術情報ポータルの製品一覧で、デスクトップ向けの欄にAM5用として記載されています。モバイル向けの欄にも従来どおりMedusa2とともに名前があるため、同じチップがノートPCとデスクトップの双方で使われることになります。
ただし、同ポータルに書かれているのはコードネームとパッケージ名だけで、アーキテクチャーの世代名やコア数、投入時期の記述はありません。なお、このポータルではノートPC向けの大型APU「Medusa Halo」の記載はなく、少なくとも2027年の早い段階で投入されることはなさそうです。
内蔵GPUなしのOlympic Ridgeを補う位置に
Olympic RidgeはIOダイにNPUを統合する一方で内蔵GPUが廃止されると伝えられており、Zen 4世代から続いてきた映像出力機能が失われ、グラフィックスカードなしでは画面が映らないZen 3以前の状態に戻ります。
そこに加わるMedusa1は、同じコードネームがノートPC向けにも使われているAPU系統のチップであるため、Zen 6世代のAM5は、グラフィックスカードが必須のOlympic Ridgeと、単体で映像出力までこなすAPUという性格の異なる2系統に分かれる見通しです。
Zen 6世代ではZen 4以来使われていたI/Oダイが刷新され、CCDとI/Oダイの接続方法も変更されるなどCPU全体が大きく刷新される世代ですが、マザーボードは引き続きソケットAM5に対応する計画になっています。なお、今回内蔵GPUを備えるMedusa Point系はすでに内蔵GPU用のLinux向けファームウェアまで出そろっているため、デスクトップのOlympic Ridgeとともに2027年1月開催のCES 2027で正式発表される見込みです。


