Intel Nova Lake-Sの28コア版は最大296Wに。bLLC搭載の一般向け最上位モデルで消費電力増加へ

Intel Nova Lake-Sの28コア版は最大296Wに。bLLC搭載の一般向け最上位モデルで消費電力増加へ

Intelの次世代デスクトップCPU「Nova Lake-S」のうち、大容量キャッシュ「bLLC」を搭載する28コア版について、性能重視の設定ではPL1とPL2が296Wに設定されるとの情報がリークで明らかになりました。

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Nova Lake-Sの一般向け最上位、28コア版は最大296Wで動作

Nova Lake-SはIntelの次世代デスクトップCPUで、4月に流出した暫定SKUリストでは28コアのbLLC搭載版に125Wの枠が割り当てられており、P-Core 8基とE-Core 16基にLPE-Core 4基を加えたCore Ultra 9のモデルとして13モデルの一角を占めています。bLLCはシングルタイル構成で最大144MBに達する大容量キャッシュを指し、同じ28コアにはbLLCを持たない版も別に用意されています。さらに上には52コア構成も控えていますが、52コア版はHEDT寄りの別系統として計画されているため、一般向けの最上位はこのbLLC搭載の28コア版です。

こうした中、リーカーのGolden Pig Upgrade氏がWeiboで明らかにした情報によると、この28コア構成のPL2は296Wに設定されているとのことです。投稿ではPL1をこれと同値にする設定も示唆されています。

PL2は瞬間的な高負荷時に許される電力の上限、PL1は高負荷が続く場面で維持できる連続動作時の上限を指し、いずれも暫定リストに記載されたTDPの枠とは別の指標です。PL1をPL2と同値にする設定は現行世代にも前例があり、Arrow Lake-SのCore Ultra 9 285Kは定格でPL1 125W/PL2 253Wのところ、Kバリアント向けの性能重視プロファイルではPL1がPL2と同じ250Wに引き上げられています。

今回の296Wも、どのプロファイルの値かまでは示されていないものの、性能重視プロファイルであるとみられます。現行世代のCore Ultra 9 285Kと比べると250Wから約1.2倍へ増えるため、性能を最大限発揮させたい場合は高い冷却性能が求められることになります。

ハイエンド含め現行以上の消費電力を求めるように

2月には52コア版が電力制限をすべて解除した状態で700Wを超えると報じられており、この時点ではシングルタイルの一般向けモデルは現行並みに収まるとみられていました。今回の296Wはこの見立てを上回りますが、52コア版のPL2とされる400W以上までは踏み込んでいません。

Nova Lakeは2027年1月以降に順次発売される見通しで、マザーボードもLGA 1954へ一新される見通しになっています。ただ、一般向けのシングルタイル版でも消費電力はかなり高く設定されているため、ハイエンドCPUの性能をフルに発揮させるには相応のマザーボードとCPUクーラーが必要になると言えます。乗り換えを考えている場合は、メモリ価格に加えMLCCなどコンデンサ価格も値上がりしているため、マザーボードの価格も上がることを前提に、予算は潤沢に用意しておく必要がありそうです。

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この記事を書いた人

Kazukiのアバター Kazuki 編集兼運営者

『ギャズログ | GAZLOG』の編集兼運営者
幼い頃から自作PCなどに触れる機会があり、現在は趣味の1つに。
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