Android 17のメモリ制限がPixel以外にも拡大へ。メモリ高騰でアプリごとに使用量を制限

Android 17のメモリ制限がPixel以外にも拡大へ。メモリ高騰でアプリごとに使用量を制限

Android 17でPixelに導入されたアプリごとのメモリ上限が、今後1年をかけてPixel以外のメーカーの端末にも広がることが明らかになりました。

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メモリ価格の高騰でRAMを増やせず、OS側でアプリの使用量を制限

アプリごとのメモリ上限は、Android 17でPixel向けに先行導入された仕組みで、端末の総RAM容量に応じて、1つのアプリが使えるメモリの量に上限を設けるものです。従来のAndroidでは、端末全体のメモリが逼迫すると、システムが主にバックグラウンドで待機中の優先度が低いアプリを終了させて空きを確保していました。そのため、巻き添えで終了されたアプリは、開き直すと最初から読み込み直しになります。今回の変更では、メモリを使いすぎているアプリ側に個別の上限を設けて制限する仕組みになっています。

Googleは8月19日の開発者向けブログで、メモリ価格の上昇により新機種が物理メモリの容量を維持、あるいは減らしているため、今後1年で多くのメーカーが4GBから16GB超まで幅広いRAM構成の機種にこの上限を採用するとしています。

エントリー向けスマホの標準メモリは4GBまで下がるとTrendForceが予測しており、ハード側で増やせない分をOS側の制限で吸収する判断を、Googleが値上がりを理由に自ら明文化した形です。

上限を超えるとまず重くなり、その先で強制終了

上限に達したアプリは即座に終了されるわけではなく、まず使用中のメモリを圧縮メモリ(zRAM)へ強制的に押し込まれます。圧縮と展開にCPU負荷がかかるため、この段階では表示のカクつきや動作速度の低下として現れ、それでも使用量が増え続けるとシステムがそのアプリを終了させます。

終了された理由は開発者向けの記録には残りますが、6月時点の説明では、上限を超えたアプリはスタックトレース(不具合解析用の記録)を残さずに終了するとされていました。ただ、画面に通知が出るわけではないため、利用者から見れば「急に重くなり、そのうち落ちる」というアプリ側の不具合と区別がつかないのが現状のようです。

RAMが少ない端末ほど枠は狭くなる

この上限は端末の総RAM容量を基準に決まるため、RAMが少ない端末ほど1つのアプリに割ける枠は狭くなります。容量ごとの具体的な上限値は公表されていませんが、4GB機ではこれまで「重い」で済んでいた場面が強制終了に変わるケースが出てくるとみられます。無効化の手段として示されているのはadbコマンドを使う開発者向けの検証方法のみで、一般利用者が設定から無効化できるかへの言及はなく、採用するメーカーや対象機種、国内での適用時期も示されていません。

100ドル以下の機種は部材コストの64%超をメモリが占めるとOmdiaが集計しており、メーカー側がRAMを積み増して枠を広げる余地も限られます。そのため、Googleとしては今回の変更をAndroid全体に広げることで、アプリ開発者にメモリの使用や管理をより厳格に意識するよう促していると考えられます。この考え方が行き渡れば、メモリが少ないエントリー向けスマートフォンでもアプリを快適に使える余地が増えると考えられます。

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この記事を書いた人

Kazukiのアバター Kazuki 編集兼運営者

『ギャズログ | GAZLOG』の編集兼運営者
幼い頃から自作PCなどに触れる機会があり、現在は趣味の1つに。
自作PC歴は10年以上、経済などの知識もあるため、これらを組み合わせて高い買い物でもある自作PCやガジェットをこれから買おうと思ってる人の役に立てるような記事を提供できるよう心がけています。

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