Raptor Lake Nextで用意されるP-Core 8基・E-Core 8基構成のCore 5が、Core i5-14600Kの後継として投入されることが明らかになりました。
Core i5-14600K後継のCore 5は8P+8Eの16コア24スレッドに強化
Raptor Lake Nextは、DDR4が使えるLGA1700向けに投入される3度目のRaptor Lakeで、2027年にNova Lakeと併売される予定です。6月には、リーカーのJaykihn氏がデスクトップ向けの4構成を示しており、その中に8P+8E・125WのCore 5が含まれていましたが、どの現行モデルを置き換えるのかは示されていませんでした。
The 8/8 is a 14600K replacement.
— Jaykihn (@jaykihn0) September 14, 2026
今回、Jaykihn氏はこの8P+8E版のCPUが現行のCore i5-14600Kの後継としてラインアップされる予定であることを明らかにしました。加えて、VideoCardzによるとIntelの新しいデスクトップ向けロードマップでは、Raptor Lake Nextは「Core 200シリーズ」の名称で記載されているとのことです。Arrow Lake世代の「Core Ultra 200S」とは異なり、Ultraが付かないブランドになります。
現行のCore i5-14600KはP-Core 6基・E-Core 8基の14コア20スレッド構成ですが、後継のCore 5はP-Coreが2基増えて16コア24スレッドになり、125Wという仕様も変わりません。第14世代でP-Coreを8基備えるのはCore i7-14700K(8P+12E)などの上位モデルだけだったため、Core 5クラスにもCore i7と同じP-Core数が載ります。なお、Raptor Lake Nextは既存のRaptor Lakeのシリコンをそのまま使う製品で、P-Coreだけを載せた組み込み向け派生のBartlett Lakeとは別物となるようです。
性能はCore i7-13700Kに近い水準か。特にマルチスレッド性能は大きく向上へ
後継のCore 5と同じくP-Core 8基・E-Core 8基で、125Wとされる構成は第13世代のCore i7-13700Kと同じです。Raptor Lake Nextは既存のRaptor Lakeのシリコンをそのまま使うため、クロックは未公表ですが、新しいCore 5の性能はCore i7-13700Kに近いとみられます。そのCore i7-13700KとCore i5-14600Kを実測で比べると、マルチスレッドはCinebench 2024で約22%、Cinebench R23で約16%、PassMarkで約18%高い一方、シングルスレッドはPassMarkとGeekbench 6でほぼ同じです。
ゲームも同じ傾向で、同じGPUを使った1080pでの3本の実測では、Core i7-13700KがCore i5-14600Kを上回る幅はCounter-Strike 2で約10%、The Last of Usで約6%、Hogwarts Legacyで約2%にとどまります。そのため、後継のCore 5で大きく伸びるのはマルチスレッド性能で、ゲーミングで重要視されるシングルスレッドの差は小さいとみられます。
このRaptor Lake NextとしてラインアップされるCore 5シリーズなどは2027年初頭に登場する見通しで、現行の第14世代を丸ごと置き換えるのではなく、第14世代や、同じく2027年初頭に投入される最新鋭アーキテクチャのNova Lakeシリーズと併売される予定です。
なお、Raptor Lake NextはLGA1700に対応するため、手持ちの600・700シリーズマザーボードがBIOSで対応すれば、メモリの買い替えなどをせず、CPUの載せ替えだけで導入できます。そのため、DDR4を有効活用したい場合や、Alder Lakeなど古めのLGA1700対応CPUからの乗り換えでは、価格次第ですが最適なモデルとなり得ます。


