PlayStation 5 (PS5)の2026年出荷が、前年の1710万台から1320万台へ減少する見通しであることが、新たな市場データで明らかになりました。4月の値上げが響いていますが、同様の圧力はNintendo Switch 2やXboxなど他機種にも及んでいるようです。
ゲーム機市場全体が値上げなどで減速
PS5やNintendo Switch 2などのゲーム機はメモリ価格高騰などの影響を受け、本体価格の値上げが行われていますが、S&P Global Market Intelligence KaganのアナリストNeil Barbour氏によるとこれらの値上げにより家庭用ゲーム機全体では2025年の4210万台から2026年は19.5%減となる3390万台へ大きく落ち込む見通しが明らかになりました。

最大の落ち込みはPS5。値上げとライフ末期で前年比22.8%減
PS5は発売からまもなく6年を迎え、ライフ末期に差し掛かる一方で、半導体やメモリ価格高騰の影響を受けて2026年4月には全世界で値上げを行いました。この結果、日本では発売当初に対しては約1.8倍の価格に達しており、国内専用版は5.5万円で据え置かれているものの、海外共通のデジタルエディションは9万円に迫る価格に跳ね上がっています。
こうした値上げとライフ末期の状況を受けて2026年の販売台数は1320万台に留まる見通しで、これは2025年の1710万台に対して22.8%の減少となります。
なお、先代のPS4の販売台数差はマイナスに転じたまま拡大しているとされ、期待の大型タイトルであるGTA6が販売を押し上げる材料になるかどうかもBarbour氏は疑問視しています。
Nintendo Switch 2は好調も値上げ影響は回避できず。Xboxは戦略の一貫性の無さが打撃に
Nintendo Switch 2は2025年に発売された比較的新しいゲーム機のため、2026年の販売台数は1710万台ほどに達し、PS5を抑えて首位に躍り出る見通しです。ただ、任天堂が提示するガイダンスはこれより慎重な1650万台(前年比16.9%減)とされており、直近実施された値上げにより需要が押し下げられる可能性が高いとのことです。
Xboxに関しては事業再編やリストラなどが行われていますが、一貫性を欠く自社ソフト展開やサブスク優先の戦略に加え、PS5より高価な価格設定が原因で2025年の320万台に対して、2026年は250万台(21.8%減)へ落ち込むと予想されているようです。
PS6は2030年には1700万台にまで伸びる?
ソニーは2027年にPS5の後継のPS6を投入すると言われていますが、Barbour氏によるとPS6は2028年には400万台を出荷し、そのあとは販売を伸ばし2030年には年間で1720万台の販売台数を予想しています。ただ、この予想はPS6が600~800ドル(9.7万~13万円)で販売されることを前提に立てられているため、製造原価が1000ドル目前に迫ると言われている状況下が続けば販売台数は大きく下振れする可能性が高いと言えます。


