『ACE COMBAT 8: WINGS OF THEVE』PC版をGPU別に測った結果が公開され、最高画質で解像度を下げずに描画すると、4Kで平均60fpsに届いたのはGeForce RTX 5090だけで、最高画質設定はかなり重いようです。
最高画質・DLSSなしの4KはRTX 5090のみが平均60fps。最高画質はかなり重め
『ACE COMBAT 8』は、7月に公開されたPC版の動作要件で最小構成からハードウェアレイトレーシング対応GPUが必須とされ、4K 60fpsの目安にはRTX 4080とRadeon RX 7900 XTXが挙げられていました。ただし、性能目標はいずれもアップスケールの使用が前提で、4K 60fpsもHIGH設定での数字です。
| 項目 | 最小 | 推奨 | 高 |
|---|---|---|---|
| OS | Windows 11 | Windows 11 | Windows 11 |
| CPU | Core i7-10700K Ryzen 5 3600X | Core i7-12700K Ryzen 5 5600X | Core i7-13700K Ryzen 5 7600X |
| メモリ | 16GB | 32GB | 32GB |
| GPU | RTX 2060[6GB] RX 6600 XT[8GB] | RTX 3070[8GB] RX 6800[16GB] | RTX 4080[16GB] RX 7900 XTX[24GB] |
| ストレージ | 125GB | 125GB | 125GB |
| 性能目標 | LOW 1080p/30fps | MEDIUM 1080p/60fps | HIGH 4K/60fps |
国内発売は10月2日、上位エディションの先行プレイは9月29日からですが、レビューサンプルを用いてGameGPUが複数のGPUやCPUで1080p/1440p/4Kのフレームレートを測定した結果を公開しました。
画質は全項目で最高のUltra、アップスケーラーのTSRは等倍(Native)で描画解像度を下げておらず、DLSSやFSRも使っていないため、公式の目安より重く、最も画質が良い条件での測定になっています。
| GPU ※数値は平均/最小fps | 1080p | 1440p | 4K |
|---|---|---|---|
| RTX 5090 | 128/120 | 102/94 | 60/54 |
| RTX 4090 | 115/107 | 88/80 | 48/44 |
| RTX 5080 | 96/87 | 68/62 | 38/35 |
| RTX 4080 SUPER | 95/86 | 68/61 | 36/33 |
| RTX 4080 | 94/85 | 67/60 | 36/32 |
| RX 7900 XTX | 92/84 | 64/59 | 37/33 |
| RTX 5070 Ti | 84/76 | 60/54 | 33/30 |
| RX 9070 XT | 83/76 | 58/52 | 32/29 |
| RTX 4070 Ti SUPER | 83/75 | 59/53 | 31/28 |
| RX 7900 XT | 81/74 | 56/51 | 30/27 |
| RTX 4070 Ti | 79/72 | 55/50 | 28/25 |
| RTX 4070 SUPER | 73/67 | 51/46 | 25/23 |
| RX 9070 | 72/66 | 50/45 | 28/25 |
| RTX 3080 Ti | 71/66 | 50/46 | 27/23 |
| RX 7900 GRE | 71/65 | 48/44 | 26/23 |
| RTX 5070 | 70/63 | 49/44 | 26/23 |
| RTX 3080 | 69/64 | 49/45 | 26/22 |
| RTX 4070 | 67/61 | 46/42 | 22/19 |
| RX 6950 XT | 66/59 | 45/38 | 24/22 |
| RX 7800 XT | 65/59 | 44/40 | 23/21 |
| RX 9070 GRE | 62/57 | 42/38 | 23/21 |
| RX 6900 XT | 61/54 | 41/35 | 22/20 |
| RX 6800 XT | 59/52 | 39/34 | 21/19 |
| RX 7700 XT | 57/52 | 38/35 | 19/17 |
| RTX 5060 Ti | 54/49 | 37/33 | 19/17 |
| RX 6800 | 52/46 | 35/30 | 18/16 |
| RTX 4060 Ti | 50/45 | 34/31 | 16/15 |
| RX 9060 XT | 48/44 | 32/29 | 17/15 |
| RX 6750 XT | 43/38 | 28/24 | 14/13 |
| RTX 3060 | 38/35 | 26/23 | 12/10 |
この測定では、4Kで平均60fpsに届いたのはRTX 5090だけで、最小は54fpsでした。公式が目安に挙げたRTX 4080は平均36fps、RX 7900 XTXは37fpsとなっており、DLSSなどのアップスケーリングを使わない場合は公式の4K 60fps目安の6割ほどにとどまるようです。
最小60fpsは1440pでRTX 4080。1080pでRTX 4070から
1440pに下げると、最小60fpsを保てたのはRTX 4080以上で、RX 7900 XTXは最小59fpsとわずかに届かず、RTX 5070 TiとRX 9070 XTは平均でも58〜60fpsでした。
1080pではRTX 4070以上が最小60fpsを超える一方、公式が推奨に挙げるRX 6800はこの条件で52/46fpsです。なお、公式の最小・推奨に挙がるRTX 2060やRTX 3070など、8GB以下のGPUは測定されていません。
VRAMは4Kで最大約12GBを使用。CPUの差は小さい
メモリ使用量も7モデルで測られており、VRAMは1080pで約7,100〜8,700MB、4Kで約10,300〜12,300MBでした。12GB搭載のRX 6750 XTでも1080pで約7,100MBを使っているため、8GBのGPUではUltraのままだと余裕がほとんどなく、公式が推奨のRTX 3070[8GB]をMEDIUM設定・アップスケール前提にしているのとも合います。システム全体のメモリ使用量は3解像度とも約28,000〜30,900MBで、公式が推奨と高で求める32GBに近い水準です。
| GPU ※VRAM使用量(MB) | 搭載VRAM | 1080p | 1440p | 4K |
|---|---|---|---|---|
| RTX 5090 | 32GB | 7,956 | 8,554 | 11,362 |
| RTX 4090 | 24GB | 7,268 | 10,206 | 12,275 |
| RTX 4080 | 16GB | 7,481 | 8,476 | 10,469 |
| RTX 4070 Ti | 12GB | 7,579 | 8,253 | 12,099 |
| RX 7900 XTX | 24GB | 7,343 | 8,516 | 10,437 |
| RX 9070 XT | 16GB | 8,741 | 8,565 | 10,648 |
| RX 6750 XT | 12GB | 7,051 | 7,673 | 10,326 |
CPUよりGPU性能が重要なタイトル
一方でCPUは1080pで28モデルが測定されており、RX 7900 XTXと組み合わせるとCore i3-10100以外の27モデルが同じ92/84fpsで、GPU側で頭打ちになっています。RTX 5090と組み合わせても、平均が128fpsを下回ったのはCore i3-10100/12100/13100、Ryzen 3 5300G、Core i5-10600Kの5モデルだけとなっています。
そのため、公式の最小に挙がるCore i7-10700Kも128/117fpsで、Ryzen 7 9800X3Dの128/120fpsとほとんど変わらず、本作はGPUの負荷が大きくCPU性能の差が結果に表れにくいタイトルで、GPU負荷がさらに上がる1440pや4KではCPUによるボトルネックもあまり発生しないようです。
アップスケーリングを使えば60fps到達は容易
『ACE COMBAT 8』ではDLSSなどのアップスケーリングが使え、公式の推奨スペックもアップスケーリングを前提にした設定です。実際に海外のレビューでは、RTX 5070 TiでもDLSSを最も強いUltra Performanceにすれば、4K・Ultraのまま戦闘中は60fps以上を保てたとされています。今回4Kで平均36fpsだったRTX 4080も、DLSSを使った4Kでは大半の場面で60fpsが出ていたとの報告があり、アップスケーリングを使えば設定を大幅に下げなくても60fpsを維持できるとされています。一方で、ミドルレンジのGPUでは画質も一部下げることになりますが、ノート向けのRX 6800MでもLow〜Highを組み合わせた設定とPerformanceのアップスケーリングで1440p平均60fpsが出ていたとの報告があるため、RTX 3060など旧世代のミドルレンジGPUでも設定を下げれば比較的高いパフォーマンスを出せるようです。
ただ、最高画質でシーヴの翼として空戦や名物のトンネルを飛び回りたい場合は、相応のスペックが要ることは覚悟しておく必要があります。


