PS6は2027年秋発売へ予定通り開発中か。PS6向けRDNA 5 GPU「ATLite3」がAMDドライバーから見つかる

PS6は2027年秋発売へ予定通り開発中か。PS6向けRDNA 5 GPU「ATLite3」がAMDドライバーから見つかる

AMDの最新ドライバーに、PS6向けとみられるGPU「ATLite3」の名前が載っていることが明らかになりました。同じドライバーには、Steam Deck 2向けと推測されるチップの名前も載っています。

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AMDの最新ドライバーにPS6向けとみられるGPU「ATLite3」が登場

PS6に搭載されるチップ「Orion」は、Zen 6のCPUとRDNA 5のGPUを組み合わせたAPUで、リーカーのKepler_L2氏は設計をすでに終えた段階にあるとしています。このRDNA 5について同氏は2月、PS6ではコストを抑えるためにデスクトップ向けRadeonの全機能は載せないとしていました。

そんな中、AMDが9月29日に公開したWindows向けドライバー「Adrenalin 26.9.2」に、未発表チップの名前が3つ載っているのをAnandTechフォーラムのSixPie氏が見つけました。3つは「ATLite3」「AT2」「Gainsborough」で、いずれもGPUの電源を制御するプログラムの名前の一部として書かれています。このうちAT2は、Kepler_L2氏が2027年に発売される唯一のRDNA 5としていたPC向けGPUで、すでに知られた名前です。

新たに出てきたATLite3について同氏は、おそらくOrionが積むGPUのコードネームだとみています。理由に挙げているのはAMDがPS5のGPUを「Navi10Lite」と呼んでいたことで、PC向けのRadeon RX 5700シリーズが使うGPU「Navi 10」の名前に「Lite」を付けるのがPlayStation向けの呼び方でした。

残るGainsboroughについては、同氏がSteam Deck 2向けのチップだろうと推測しています。現行Steam Deckのチップは『ファイナルファンタジーVII』の登場人物Aerith Gainsboroughの名から取った「Aerith」というコードネームで、今回の名前はその姓に当たるためです。さらに、輸出入の記録ではGainsboroughのパッケージ(チップを基板に載せるための外装)が25×25mmの「FF6」と記されており、携帯ゲーミングPC向けの次世代チップ「Ryzen Z3」で挙がっていたパッケージと同じです。

PS6のGPUはミドルレンジ向け「AT3」を土台に機能を絞った構成に?

PS5のNavi10LiteがPC向けのNavi 10に対応していたのと同じ付け方なら、ATLite3に対応するPC向けGPUは、RDNA 5で用意される4つのGPUダイ(AT0/AT2/AT3/AT4)のうちAT3になります。このAT3は、Moore's Law is Dead氏が2025年8月にRadeon RX 9060 XTの後継となるミドルレンジ向けGPUとしてリークしており、同氏が翌9月に示したPS6のチップ「Orion」のスペックと並べると以下のようになります。

AT3(PC向け)PS6のOrion(ATLite3)
位置づけRadeon RX 9060 XTの後継PS6向けAPUの内蔵GPU
演算ユニット(CU)数48基54基
メモリLPDDR5XまたはLPDDR6GDDR7
バス幅256-bit(LPDDR5X)/384-bit(LPDDR6)160-bit
メモリ帯域約350〜700GB/s約640GB/s

CU数はOrionのほうが6基多く、メモリもAT3はノートPC向けのLPDDR、Orionはグラフィックカードで一般的なGDDR7で、構成が異なります。「Lite」と付くGPUのほうがCU数は多いことになりますが、PS5のNavi10Liteは、Kepler_L2氏によるとRDNA 1を土台にレイトレーシング機能だけをRDNA 2から取り入れたカスタマイズ品でした。PS6についても、同氏は2月の時点でデスクトップ向けRDNA 5の機能を一部省くとしています。

そのため、ATLite3の「Lite」もCU数を削ったことではなく、機能を絞ったことを指すとみられます。PS6のGPUがAT3系だとしても、デスクトップ向けのAT3をそのまま積むのではなく、CPUと同じチップに載せるAPU向けに変更し、PS6に不要な機能を削ったカスタマイズ品になるとみられます。

なお、PS6については当初の予定では2027年秋以降の発売と言われていますが、メモリ価格高騰を背景に発売延期なども噂されています。しかし、直近ではチップ設計の大部分が完了したテープアウトの段階に到達しており、さらにこのようにドライバー周りも徐々に整備されていることから、当初予定通り2027年秋発売に向けて開発自体は進められていると考えられます。

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2026/10/03 更新
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この記事を書いた人

Kazukiのアバター Kazuki 編集兼運営者

『ギャズログ | GAZLOG』の編集兼運営者
幼い頃から自作PCなどに触れる機会があり、現在は趣味の1つに。
自作PC歴は10年以上、経済などの知識もあるため、これらを組み合わせて高い買い物でもある自作PCやガジェットをこれから買おうと思ってる人の役に立てるような記事を提供できるよう心がけています。

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