Google Pixel向けの9月更新(Android 17 QPR1)を適用したあと、タッチ操作が効かなくなる、動作がカクつくといった報告が出ています。ただし、全画面表示中のタッチ不良やWi-Fiの通信不良は6月から続いている不具合で、逆方向へのスクロールは今回の更新で修正が入っています。
Android 17 QPR1を適用したPixelでタッチ無反応やカクつきの報告
Android 17 QPR1は四半期ごとに機能追加を伴って配信される更新で、9月のセキュリティパッチとあわせて9月15日からPixel 6からPixel 10aまでの機種へ配信が始まりました。しかし、適用したPixel 7aではタッチがランダムに反応しなくなる、スワイプが最初に触れた位置へのタップとして認識されるといった症状がRedditで報告されています。
このほか、Pixel 8aで再起動後にPINを受け付けなくなった、Pixel 7でスクロールやYouTubeの再生がカクつくようになったという投稿も出ています。
全画面タッチとWi-Fiの不具合は未修正。逆スクロールとゲーム中のラグは修正
Pixel 10以前の機種で報告されている症状のうち、全画面表示のアプリで画面の一部がタップを受け付けなくなる不具合は6月のAndroid 17適用後から報告されており、Wi-Fi接続時にYouTubeやGmailなどのGoogleアプリが通信できなくなる不具合も6月の配信直後から続いています。どちらも7月と8月の更新では修正されず、9月の修正リストにも該当する項目は載っていません。
一方、9月の修正リストには、6月の配信直後から報告されていた逆方向へのスクロールと、6月以降続いていたゲーム中のラグや発熱に関わる修正が入っています。逆方向へのスクロールは、画面を拡大表示するユーザー補助機能の拡大ショートカットを有効にしていると、素早いスワイプで起きる問題が対象です。ゲーム中のラグや発熱については、グラフィック負荷の高い処理でフレームレートが落ちて本体が熱くなる問題が、Pixel 6からPixel 10aまでを対象に修正されています。ただ、修正対象に含まれるPixel 7aでは9月更新を適用したあともゲーム中のフレーム落ちが報告されており、修正リストに載った不具合でも適用すれば解消するとは限りません。
Pixel 11 Proの不具合はAndroid 17 QPR1の適用前から発生
Pixel 11 Proでも5GとLTEを頻繁に行き来する、発熱する、フレームが落ちるといった投稿が出ています。ただ、投稿者の端末に入っていたのは9月9日にPixel 11シリーズ向けに配信された別の更新(ビルド番号CD1A.260905.001.B1)で、Android 17 QPR1を適用していない状態で出ている症状です。
Pixel 11シリーズでは9月2日の時点で5G表示のまま通信が止まる症状や起動直後に温度警告でシャットダウンする不具合がAndroid 17 QPR1の配信前から報告されており、Googleも9月に入ってから月例とは別にPixel 11シリーズ向けの更新を配信しています。そのため、Pixel 11シリーズの不具合は、今後もPixel 11専用の更新で修正されていくとみられます。
なお、Pixelのシステム更新は適用後にアンインストールできず、以前のバージョンへ戻すには本体の初期化を伴う手動での書き込みが必要です。そのため、逆方向へのスクロールやゲーム中のカクつき、発熱で普段の利用に支障が出ている場合を除いて、適用後の報告が出そろうまで数日様子見をしてから更新した方がよさそうです。


