Pixelの不調を自然な言葉で伝えると、Geminiが端末の設定を確認して原因を特定する新機能「Device Help」がテストされていることが分かりました。
Geminiが端末の設定を読んで不調の原因を特定する新機能「Device Help」
GoogleはGeminiのPixelへの組み込みを段階的に広げており、Pixel 10シリーズでMagic Cueを導入したのに続き、Pixel 11 ProではGeminiとの対話中に視覚的なフィードバックを示すための背面LEDを搭載する段階まで来ています。
こうした中、Geminiアプリ内に端末の不調を相談するための「Device Help」という新機能が一部ユーザー向けに導入されていることが明らかになりました。実験段階を示す「Labs」バッジが付けられており、アイコンはPixel 10シリーズのMagic Cue向けに導入されたものと共通です。
Android Authorityによると、例えばDevice Helpに「画面が黄色すぎる」と伝えると、GeminiはGoogleのUtilities extensionを経由して端末のディスプレイ設定を実際に確認し、原因として画面を暖色寄りにするNight Lightを特定したうえで、オフにして通常の表示色へ戻すよう提案したとのことです。一般的な対処法を並べて返すのではなく、端末内の設定を直接確認する点がこれまでとの違いで、動作が確認されたのはPixel 9とAndroid 17安定版の組み合わせです。
ただ、設定の参照にはUtilities extensionを使っているため、対応できる範囲はこの拡張機能がアクセスできる領域に限られます。現時点では表示まわりなど既に扱える領域が中心ですが、対応範囲は今後順次広がっていくとみられます。
Device Helpが力を発揮するのは、設定に起因する症状です。Android 17適用後の一部Pixelで報告されている全画面表示中にタッチが効かなくなる不具合や、修正済みとされた後も報告が続くバッテリー異常消費は原因が設定側にないため、Device Helpでは対処できません。しかし、Device Helpが導入されれば、スマートフォン初心者だけでなく、増え続ける設定項目の中から該当項目を探し回る手間も省けるため、利便性の向上が見込めます。
なお、Device Helpが広く提供される時期については、現時点では不明です。ただ、Pixel 11シリーズの正式発表が日本時間8月13日午前7時のMade by Googleで行われるため、正式機能として案内されるのか、Labsのまま実験にとどまるのかは、この発表会で明らかになると考えられます。


