Google Pixelで3月以降続いていた待機中のバッテリー異常消費について、Googleが問題を修正し、7月のアップデートに修正を含めたと表明しました。しかし、修正済みとされた後も症状が直らないという報告が相次いでいます。
GoogleがPixelのバッテリー異常消費問題は7月更新で修正済みと明言したが...
この不具合は3月のPixel Drop以降に続く待機時の電池半減で、待機中にバッテリーが約半分まで落ち込むうえ、機内モードにしても消費が止まりません。Googleは4月14日にIssue Trackerで問題を認め、深刻度をスケール上で最高位のSeverity One(P1)に設定したものの、その後の月例更新でも修正されないまま症状が続いてきました。
そのGoogleが今回、Issue Trackerでこの不具合を「修正済み」とマークし、修正は7月のアップデート(ビルドCP2A.260705.006)に統合したと記載しました。対象として名指しされたのはPixel 9/Pixel 9 Pro XL/Pixel 10/Pixel 10 Pro XL/Pixel 10aの5機種です。
一方、Pixel 8aとPixel 9aへの修正は9月のQPR(四半期ごとのプラットフォーム更新)に含まれるとしており、a系の一部は2か月遅れの対応になります。また、Pixel 6〜8はこの記載に挙がっておらず、影響範囲がPixel 6シリーズ以降の広い範囲とされてきたことを踏まえると、旧世代は今回の修正の範囲外とみられます。
原因は測位まわりの割り込みでスリープに入れないこと
今回修正されたとGoogleが記載した不具合の名称には、SPIの割り込み処理と測位(GNSS)関連のプロセスがスリープへの移行を中断させる、という中身が含まれています。初報の解析でも、測位まわりが低電力状態に入れず、割り込みが続くことでプロセッサーが深いスリープに到達できなくなっていたとされており、ユーザー側で有力視されてきた「端末がDoze(アイドル時に背景の活動を抑える省電力機能)に入れない」という見方と一致しています。
7月更新の修正一覧に記載はなく。適用後も直ってないとの報告も相次ぐ
GoogleがIssue Trackerで不具合修正が7月の更新に含まれているという説明に対し、7月更新の更新内容一覧には待機時のバッテリー消費に関する修正の記載はありません。ただ、Issue Trackerの通りであれば、7月アップデートは既に配信済みのため、アップデートを適用していれば、修正も適用されていることになります。
ただ、Issue Trackerではこの修正済みという記載に対して、まだ症状が続いているという報告も相次いでおり、複数の原因があるか、今回の修正は一部の条件にしか効いていない可能性があるようです。
なお、Pixel 9およびPixel 10を使っていてバッテリー消費問題の症状が出ている場合は設定の「デバイス情報」でビルド番号を確認し、CP2A.260705.006と記載されていれば7月アップデートは適用されていることになります。ただし、それでも症状が続く場合はPixel 9では旧バージョンへのロールバックも手段ですが、Pixel 10では5月更新でロールバック防止機構が導入されてしまっているため、Googleからの新たな修正の配信を待つ必要があります。


