GoogleがPixel 8、Pixel 8 Proでベンチマークソフトをブロックしていた事を認める。レビューで性能の低さを隠すため?

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GoogleがPixel 8、Pixel 8 Proでベンチマークソフトをブロックした事を認める。Tensor G3の性能が低い事を隠すため?

Googleが2023年10月12日に発売したPixel 8とPixel 8 Proについては7年間のアップデートのサポートやAI機能を多用したカメラ機能や全体的な機能性など比較的高い評価を発売初期のレビューで得られているのですが、ベンチマーク結果などでは2021年に投入されたSnapdragon 8 Gen 1に相当するCPU性能とSnapdragon 888に相当するGPU性能である事が明らかにされています。

ただ、このベンチマークについてはGoogle Playストアなど正規な方法では入手が出来ない状態にされていました。このベンチマークソフトのインストール不可と言う事象はソフトウェア側の不具合なのか、Googleが意図的にブロックしていたのか不明でしたが、海外のNotebookCheckがGoogleにこの件に問い合わせた所、理由は嘘っぽいのですがレビュー解禁日から発売日の間までベンチマークスフとのインストールをブロックしていた事を認めたようです。

GoogleはNotebookcheckに対してメールの引用は控えるように要望しているのですが、概要としてはGoogleがPixel 8やPixel 8 Proでベンチマークソフトのインストールを一定期間ブロックしていた理由としては、ベンチマークスコアが流出する事を防ぐ意味合いがあったとの事です。

ただ、この回答に対してNotebookcheckは不自然な説明であると指摘しています。と言うのもそもそもPixel 8やPixel 8 Proについては公式発表前に、公式がデザインを公表するなど比較的オープンであり、ベンチマーク結果だけ頑なに公開されないようにすることはあまりにも不自然との事です。

また、レビューの解禁日が発売日に設定されており、多くのレビューアーなどはベンチマークが取れない場合はベンチマークに触れずにレビュー動画や記事を公表する事は目に見えており、Googleが意図的にベンチマークソフトのインストールをブロックしていた可能性が高いと指摘しています。

Google Pixel 8やPixel 8 Proについては価格が高くハイエンドスマートフォンに位置するモデルとなっています。そのため、Snapdragon 8 Gen 2を搭載するGalaxyなどと比較された場合、性能については悪く言われるのが目に見えています。そのため、Googleでは今回の様な対応に出たものと考えられます。ただ、このやり方は発売直後に注目を集めた上に、サイドローディングなど行えばベンチマークソフトのインストールと実行が可能で効果はほとんど無いと言えます。また、発売から数日経過した後に話題として再びぶり返してしまうなど逆効果でしか無いため、ありのままにベンチマーク結果なども明らかにし、『ベンチマークに現れるCPU性能よりユーザービリティーやAI機能などに振っている』など無難な反論をする程度に留めておいた方が良かったと言えそうです。

ちなみに、GoogleではPixel 9シリーズではTensor G3のリフレッシュ版を採用すると言われているため、改心していなければ恐らく発売前のレビューでまた同じ事をすると思うので少し注目しておいた方が良いかもしれません。

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この記事を書いた人

『ギャズログ | GAZLOG』の編集兼運営者
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コメント

コメント一覧 (2件)

  • そもそもPixel買う人はそこまでスペック気にしているとは思えないんですけどね
    8で値上げする事になったので「このスペックで値上げかよ」って思われたくなかったとかなんですかね

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