AppleがiPhone 18 Pro/18 Pro Maxに搭載する可変絞り(バリアブルアパーチャ)レンズについて、製造コストがiPhone 17 Proの主力カメラレンズと比べて約50%高くなるとの分析を、TF International SecuritiesのアナリストMing-Chi Kuo氏が明らかにしました。
iPhone 18 Proの可変絞りレンズはコストが約50%増
可変絞りは、レンズの開口部を物理的に動かして取り込む光量を調整する仕組みで、iPhone 14 Pro以降のProモデルが採用してきた固定絞り(f/1.78)とは異なります。これにより、現行のポートレートモードのソフトウェア処理によるボケで生じていた輪郭の不自然さや、髪の毛・透明物・細かいパーツ周辺の処理の改善につながるとみられます。
この可変絞り自体はサムスンがGalaxy S9で約8年前に採用していたものの、製造コストの高さから大規模な採用には至らず、広くは普及してきませんでした。Appleはこの可変絞りをiPhone 18 Pro/18 Pro Maxの新機能として搭載する計画で、2026年初頭には部品の生産が始まったとされています。
しかし、Kuo氏によるとこの可変絞りレンズの平均販売価格(ASP)は、iPhone 17 Proの主力カメラに使われている7枚構成のプラスチックレンズ(7P)と比べて約50%高い水準になるとのことです。部品供給はSunny Opticalが全体の40〜50%を担う見通しです。このカメラユニットのコスト高騰に加え、iPhone 18 Proではメモリやストレージ価格の高騰が重なるため、部品コストが販売価格に転嫁された場合、円安が続く日本では現行のiPhone 17 Proの約18万円を超える可能性が高いと考えられます。

