LG製ゲーミングモニターがWindows Updateを悪用し広告アプリを無断導入。McAfeeの広告表示も

LG製ゲーミングモニターがWindows Updateを悪用し広告アプリを無断導入。McAfeeの広告表示も

LG製ゲーミングモニターをWindows PCに接続すると、ユーザーの同意なしに専用アプリやMcAfee Scam Detectorなどのポップアップ広告をインストールすることが明らかになりました。

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LG製ゲーミングモニターがWindows Updateを悪用して無断導入。McAfeeの宣伝表示も

一般的にディスプレイはドライバーなど不要で、HDMIとPCを繋げばそのまま画面が表示されるだけが役割ですが、LGのゲーミングモニターである「LG UltraGearシリーズ」をWindows PCに繋げるとWindows Update経由で「LG Monitor App Installer」という専用アプリを同意なく導入される仕組みであることが明らかになりました。

ディスプレイを繋ぐとWindows Update経由で勝手にアプリをインストール

Redditユーザー「Mags_Smash」氏が2026年6月末から7月上旬にかけて、LGモニター(27GP83B、27GN800×2)の接続時に同アプリがバックグラウンド更新プロセスを通じてインストールされたことを明らかにしています。

さらに、当該デバイスにMcAfeeはインストールされていなかったにもかかわらず、LG Monitor App Installer経由でMcAfeeの広告ポップアップが表示されたとされています。

Windowsには、モニターやプリンター、GPUなど周辺機器のハードウェアメタデータに紐づけてOEM各社の関連アプリを自動配布する仕組みが備わっており、今回はLGディスプレイに接続されたシステムがこの仕組みをトリガーしたとみられます。メタデータ紐づけによる自動配布自体は正規の機能ですが、審査・配信プロセスの透明性の低さが、広告表示アプリの混入を許す一因になっているようです。

アプリは広告だけではなく、全システムリソースへの権限も

さらにMicrosoft Storeの掲載情報では、このアプリの機能として「すべてのシステムリソースを使用」「インターネット接続へのアクセス」が示されています。ただし、これは権限範囲を示すものであり、位置情報やログイン情報、連絡先などを実際に収集していることまでは確認されていません。ただ、LGのプライバシーポリシーが広範な情報収集を対象としている点については懸念があると言えます。

無断インストールされるモニターの対象は不明も6年前発売のモニターでも発生

Gamers Nexusによる調査では、対象は新型モニターだけでなく、ファームウェア更新を経た一部の旧型モデルにも及ぶとされています。

現時点で対象となるモニターは上記製品が確認されているものの、全容は不明とのことです。実際に、Redditなどで報告された製品は2020年発売のモデルも含まれているなど対象範囲はかなり広いものと見られています。そのため、新しく購入した人だけでなく、すでにLG製モニターを所有している人も、勝手にLG Monitor App Installerがインストールされる懸念があります。

この件についてはLGに加え、配信審査が甘いMicrosoftも責任の一端がある事案ですが、両社からのコメントは出されていません。

なお、現時点でLG製ゲーミングモニターなどを利用している場合、公式パッチや対策が出るまでの対処として以下の3つの回避策があります。

  • 設定アプリの「スタートアップ」から、「LG Monitor App Installer」アプリの起動を無効化
  • グループポリシーエディター(gpedit.msc)の「コンピューターの構成」→「管理用テンプレート」→「システム」→「デバイスのインストール」で、デバイスメタデータに紐づくアプリの自動ダウンロードを無効化
  • gpedit.msc経由でMicrosoft Storeアプリ自体を無効化(この場合Storeアプリ全体が使えなくなる点に注意)

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この記事を書いた人

Kazukiのアバター Kazuki 編集兼運営者

『ギャズログ | GAZLOG』の編集兼運営者
幼い頃から自作PCなどに触れる機会があり、現在は趣味の1つに。
自作PC歴は10年以上、経済などの知識もあるため、これらを組み合わせて高い買い物でもある自作PCやガジェットをこれから買おうと思ってる人の役に立てるような記事を提供できるよう心がけています。

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