Androidの連携アプリ「Windows にリンク」のコードから、スマートフォン側からWindows 11 PCを再起動、シャットダウンできる未実装の機能が見つかりました。更新を適用したうえで再起動、シャットダウンする操作も別に用意されています。
スマホ側からPCの再起動、シャットダウン、スリープが可能に。更新適用機能も用意
「Windows にリンク」は、Windows側の「スマートフォン連携」と組み合わせて使うAndroid向けの連携アプリです。これまでもAndroidのカメラをウェブカメラとして使えるようになったり、エクスプローラーからAndroidのファイルを開けるようになったりとPCとスマホをまたぐ機能は段階的に増えており、2025年12月の更新ではPCの遠隔ロックやPCへのファイル送信、クリップボード共有が加わりました。
Windows Latestによると、Android版アプリのコードにはRemoteControlManagerというコンポーネントに紐づく未使用の文字列がまとまって残されており、2026年8月25日付ビルドのデバッグログでは機能フラグ「isRemotePcControlsV2Enabled」が無効のまま、機能自体はアプリに実装されているとのことです。フラグ名の「V2」から、2025年12月の遠隔ロックを第1世代とし、そこへ電源操作を足した第2世代の遠隔操作セットとみられます。
用意されているラベルは再起動、シャットダウン、スリープの基本的な機能に加え、「更新して再起動」「更新してシャットダウン」の2種が別に存在します。これらの操作は通常時と更新時で分かれている点から、スマホ側が連携しているPCから保留中のWindows Updateの有無を読み取り、表示を分ける設計とみられ、単なる電源スイッチではなく、外出先から月例更新の再起動まで片づけられる作りになります。
スリープやシャットダウンを選ぶと接続が切れ、復帰は遠隔では行えず
スリープの確認画面には、実行後はスマートフォンとの接続が切れ、復帰させるにはPCの前へ行く必要があると警告する文面が用意されています。2025年12月に追加された遠隔ロックも実行するとPCとの接続が切れ、遠隔からのロック解除には対応していないため、遠隔の電源操作は一度実行すると接続が切れる片道の操作という性質を引き継ぐことになります。
また、更新を伴う再起動・シャットダウンの確認画面では、開いているアプリの未保存作業が失われることと、PCから離れている場合は手元からは保存できないことが明示されます。
現時点で実際の操作画面は誰も確認できておらず、Microsoftからのアナウンスもありませんが、すでにアプリ内に確認画面の文面まで含まれていることから、配信が近い段階にあるとみられています。
なお、この機能は再起動やシャットダウン、スリープなどの操作が遠隔でできる事でセキュリティー向上や消費電力低減などに繋がりますが、上述のようにリモートでシャットダウンしたPCを起動させることはできません。そのため、起動までリモートで行いたい場合はWake on LANを有効にし、別のアプリなどを使う必要があり、リモート操作という観点ではあと一歩という機能になっています。

