9月の更新でWindows 11のファイル履歴が使えなくなっていた不具合がKB5124010で修正され、復旧を確認した報告が出ている一方で、適用後もバックアップされない、バックアップの日時が更新されないなど、一部で症状が残っているという報告が出ています。
Windows 11のファイル履歴、KB5124010で「ドライブを再接続」の不具合を修正
9月8日(米国時間)に配信されたWindows 11 24H2/25H2向けの月例セキュリティ更新KB5124008を入れると、外付けドライブなどへファイルを定期的にバックアップする「ファイル履歴」が使えなくなっていました。バックアップ先のドライブが正常につながっていても「ドライブを再接続してください」と表示されてバックアップできないという症状で、9月14日の定例外更新KB5129195でも直らず、Microsoftは9月19日に既知の問題として認めていました。
そんな中、9月22日(米国時間)に配信されたオプションのプレビュー更新KB5124010(ビルド26100.9550/26200.9550)で、この問題が修正されました。この修正は、KB5124010の変更のうち、PCごとに時間をかけて届く「段階的な配信」ではなく、対象のPCすべてに同時に届く「通常の配信」に入っているため、入れたPCにはすべて届きます。実際、Microsoft Q&Aでは9月23日に、KB5124010を入れてファイル履歴が元に戻ったとの報告が複数上がっています。
KB5124010適用後も一部で不調、日時が更新されない報告も
ただ、修正が届いているはずのKB5124010適用後のPCでも、ファイル履歴の画面に正しいドライブが表示されているのに、そのドライブを認識できずにエラーが出るとの報告があります。ドライブを選べるようにはなったものの、バックアップを実行したように見えても、新しく作ったファイルがバックアップ先に入っていないとの報告もあり、どちらも原因や報告者の環境の共通点は分かっていません。
さらに、KB5124010でバックアップ自体は動くようになり、ファイルもバックアップ先へコピーされているのに、ファイル履歴の画面に表示される最後にコピーされた日時が更新されないとの報告もあります。新しく作成・変更したファイルのプロパティを開いても、「以前のバージョン」(ファイル履歴でバックアップした時点の状態に戻せる画面)に最新のバックアップが出てこないとのことです。
Microsoftも9月の不具合では、バックアップの日時が更新されなかったり、バックアップ済みのファイルに「以前のバージョンがありません」と出たりする場合があると説明しており、この問題はKB5124010で解決済みとしています。ただ、日時が更新されないと報告した利用者によると、この症状は9月の更新より前から出ていたもので、Windows 11では7月28日のプレビュー更新KB5101684、Windows 10では8月のKB5120249を入れた後から続いているとのことです。Microsoftはこの点やKB5124010の適用後も残ることには触れておらず、9月の不具合と同じ原因かどうかは分かっていません。
KB5124010は削除せず、保存先のファイルで確認を
KB5101684はプレビュー更新で、その変更は原則として翌月の月例更新に含まれるため、8月11日の月例更新KB5121003(26100.9168/26200.9168)にも入っています。そのため、この症状が9月より前から出ていたPCでは、ファイル履歴の修正が入ったKB5124010を削除しても9月の不具合が戻るだけで、9月の更新をすべて外して8月の月例更新まで戻しても解消しないとみられます。
KB5124010をまだ入れていない24H2/25H2のPCは、「設定 > Windows Update > 詳細オプション > オプションの更新プログラム」から入れれば9月の不具合が直り、入れなくても10月13日(米国時間)の月例更新で同じ修正が入ります。入れた後は、日時が更新されない報告もあるため、画面の日時ではなく、バックアップ先のドライブに作られるFileHistoryフォルダーに新しく保存したファイルが入っているかで確かめられます。入っていればバックアップ自体は取れています。一方で入っていなければ、バックアップは正しくできていない可能性が高く、修正が出るまでは大事なファイルを手動で別のドライブへ保存する必要があります。


