MicrosoftがWindows 11 26H2の一般配信を9月29日(米国時間)に開始し、24H2と25H2のPCへWindows Updateで段階的に配り始めました。
Windows 11 26H2は24H2と25H2へ段階配信。まず設定をオンにしたPCから
Windows 11 26H2は24H2や25H2とOSの土台も月例更新も共通のため、Microsoftは26H2を有効化パッケージ(eKB)で提供するとしていました。eKBは月例更新で先に配っておいた新機能を有効にしてバージョンを切り替える小さな更新で、26H2に必要な部品の多くはすでに月例更新でPCに入っています。この26H2は8月27日からInsider向けのRelease Previewで配信され、eKBを手動で入れて移行することもできましたが、9月20日の時点では一般配信前で、Windows Updateでの配信を待つ段階でした。
そんな中、Microsoftは9月29日に26H2の一般配信を始め、24H2と25H2の対象PCは月例更新と同程度の小さなダウンロードと再起動1回で26H2へ移れるようになりました。ただ、配信は段階的で、まず設定の「Windows Update」にある「利用可能になったらすぐに最新の更新プログラムを入手する」をオンにしたPCから始まり、それ以外のPCへは今後数か月かけて広げられる予定になっています。
段階配信の途中で互換性の問題が見つかったPCには、配信を一時的に止める措置(セーフガードホールド)がかけられます。なお、Microsoftの26H2の既知の問題のページには26H2独自の項目がまだありませんが、月例更新は24H2や25H2と共通のため、9月の月例更新で出ているUSBオーディオ機器の不具合などは26H2にアップグレードしても修正は入りません。
26H2で変わるのは一部機能の既定オンとサポート期間延長
26H2で新たに変わるのは、25H2では業務用PCで一時的に既定でオフにされていた一部の機能が、既定でオンになる点です。対象は設定のバックアップ(Windows settings backup)、タスクバーからのアプリ固有の操作、エクスプローラーの改良の3つです。
スタートメニューの新しい表示やタスクバーの位置変更など、ほかの機能はこの1年で月例更新を通じて24H2と25H2にすでに配られているため、家庭のPCで目に見える変化は小さくなります。手動で26H2へ移行した利用者の報告でも、変わったのはバージョン表記(ビルド26300)だけだったとのことです。
そのため、26H2の主な変化はサポート期間の更新になります。25H2のHome/Proのサポートは2027年10月12日までですが、26H2を入れるとサポート期間が改めて始まり、Home/Proは24か月、Enterprise/Educationは36か月のサポートを受けられます。
24H2は10月13日でサポート終了。26H2へ直接移行も可能
24H2のHome/Proのサポートは10月13日までで、26H2の一般配信開始からサポート終了までは2週間しかありません。24H2のPCも26H2のeKBの提供対象に入っているため、25H2を経ずに26H2へ直接移れます。ただ、段階配信は数か月かけて広がるので、残り2週間のうちに24H2のPCへ26H2が届くとは限りません。
そのため、24H2のPCはWindows Updateの「利用可能になったらすぐに最新の更新プログラムを入手する」をオンにして26H2が表示されるかを確かめ、表示されなければ10月13日までに25H2へ更新しておく必要があります。25H2は現在Microsoftのダウンロードページで配布されており、x64のPCならインストール アシスタントを使って更新できます。これに対し、すでに25H2にしているPCはサポートが2027年10月まで続くため急ぐ必要はなく、これまでどおりWindows Updateに26H2が表示されるのを待てば十分です。


