Windows 11 26H2へ更新したPCで、起動直後のメモリ使用量が約2GB減ったという報告が複数出ています。ただ、その一方でMicrosoftは26H2の変更点にメモリ使用量の削減を挙げておらず、8GBのPCでは変化がなかったという報告もあります。
26H2へ更新したPCで起動直後のメモリ使用量が減少。16GBのPCで10GB超から7GBに
Windows 11 26H2は9月29日(米国時間)に一般配信が始まった年次更新ですが、24H2や25H2と月例更新が共通で、新機能の多くは月例更新で先に配られています。そのため、26H2は配布済みの機能を有効にしてサポート期間を延ばす小さな更新(有効化パッケージ)として提供されており、入れても変わるのはバージョン表記くらいとされていました。
スタートメニューや検索、アプリを開く瞬間にCPUを1〜3秒だけ最大周波数近くへ引き上げて反応を速くする「Low Latency Profile」も、6月から月例更新で配られてきました。しかし、Microsoftが有効にするPCを段階的に増やしていたため、同じ更新を入れても有効になるPCとならないPCに分かれていました。Windows Latestによると、26H2は過去数か月分の更新内容をまとめているため、移行したPCの大半でこの機能が有効になるとのことです。
ただ、同メディアが26H2へ更新した16GBのノートPCでは、Microsoftが変更点に挙げていないメモリ使用量の減少も起きており、再起動直後のタスクマネージャーでは常駐アプリを含めても7.0GB(45%)に収まったとのことです。以前はアプリを開く前から10GBを超えることが多く、より軽い使い方でも95%に達していましたが、26H2ではアプリを多数開いても89%(約14GB)で止まったとしています。
ほかの利用者からも、起動時のメモリ使用量が48GBのPCで約2GB、32GBのPCでは25H2の9.1GBから7.5GBへ減ったという報告が出ています。一方、8GBのPCでは96%のまま変わらなかったという報告もあり、今回の報告では減ったのはメモリに余裕のあるPCに限られています。
Microsoftは変更点にメモリ削減を挙げず。予告した最適化が入り始めた可能性
ただ、Windowsのどこが変わってメモリ使用量が減ったのかは分かっておらず、数値はスタートアップアプリやキャッシュの状態、アプリのバージョン、ブラウザーのタブ管理でも変わるため、同メディアも26H2が原因だとは断定していません。一方で、Microsoftは7月末に、8GB以上のPCを対象にしたメモリ使用量の削減を今秋から一般のPCへ展開するとしていたため、26H2の配信時期と重なって、予告していた削減の一部が入り始めた可能性があります。
そのため、16GB以上のPCでは26H2への更新後に、バージョン表記が変わるだけでなくメモリ使用量も減る可能性があります。26H2はWindows Updateの「利用可能になったらすぐに最新の更新プログラムを入手する」をオンにしたPCから先に配信されており、それ以外のPCへは今後数か月かけて広げられます。一方で、メモリ削減の恩恵が特に大きい8GBのPCでは26H2へ更新してもメモリ不足は変わらず、Microsoftが今後の更新で反映していくとした8GB向けの最適化を待つ必要があります。


