Samsungが、UFS 5.0規格に準拠した世界初のストレージソリューションを開発したと発表しました。最大1TBの製品を2026年第4四半期に量産する予定で、規格の段階から実際の量産製品へと進んだことになります。
SamsungのUFS 5.0が量産段階へ
UFS 5.0は、半導体規格団体のJEDECが2025年に策定した次世代のモバイル向けストレージ規格で、スマートフォンやウェアラブル、XRデバイスなどでの採用が想定されています。規格上は最大帯域幅10,800MB/sが定められていましたが、今回Samsungがこれに準拠した製品を商用ベースで初めて手がけました。
製品の公称速度は読み込み最大10.8GB/s・書き込み最大9.5GB/sで、いずれもUFS 4.1から2倍以上に向上しています。規格策定の時点では示されていなかった製品レベルの改良として、電力効率がUFS 4.1比で40%以上改善したほか、パッケージは7.5×13×0.9mmと16.7%小型化されました。効率の改善は、クロックゲーティングや複数電圧技術の採用によるものとしています。
Snapdragon 8 Elite Gen 6が初採用か
Both SM8975 and SM8950 will support UFS 5.0 (Gear 6 2 Lanes)
Reptalica -via X
リーカーのReptalica氏によると、QualcommのSnapdragon 8 Elite Gen 6(SM8950)と上位のGen 6 Pro(SM8975)が、UFS 5.0にGear 6・2レーン構成で対応するとのことです。同チップのUFS 5.0対応は2025年10月のリークでも報じられており、今回はその裏付けとなります。
また、UFS 5.0はMediaTekのDimensity 9600 ProやSamsung自社のExynos 2700も対応する可能性があるとみられています。
ただし、UFS 5.0を実際に搭載するかは端末メーカーの判断によります。特にDRAMに加えNANDもコスト高騰が深刻化しているため、搭載スマートフォンの市場投入は2027年初頭以降になる見込みですが、搭載機種は当面はフラッグシップ機が中心になると考えられます。

