CPU-Zの統計で32GBと64GBが前年より減り16GB搭載PCが増加。DDR4も増加傾向に

CPU-Zの統計で32GBと64GBが前年より減り16GB搭載PCが増加。DDR4も増加傾向に

PCの構成を調べるツール「CPU-Z」の検証サイトの統計で、32GBと64GBのメモリを積むPCの割合が前年より減り、16GBを積むPCが増えています。DDR5メモリの値上がりを受けて、32GBが標準になりつつあったPCのメモリ容量が、16GBへ戻り始めているとみられます。

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CPU-Zの統計で32GBと64GBのPCが前年より減り、16GBが増加

PCに積まれるメモリの容量は、Steamハードウェア調査で2025年3月から8月にかけて32GBの割合が伸び、16GBが下がるなど、32GBへ移る流れが強まっていました。この伸び方から、2025年中にも32GBが16GBを抜く可能性があるとみられていました。Microsoftも2026年5月に、Windows 11のゲーミングでは16GBを最低ライン、32GBを推奨ラインとする方針を公式の文書で示しています。

そんな中、PCの構成を調べるツール「CPU-Z」の検証サイト「CPU-Z Validator」の統計で、11月1日時点の直近3か月に32GBのメモリを積むPCは37.2%と首位を保ちながらも、割合は前年比2.5%減りました。より大容量の64GBは7.3%で前年比18.0%減と2割近く落ち込んでおり、48GB(22.5%減)、96GB(26.5%減)、128GB(28.7%減)と、容量が大きいほど減り方も大きくなっています。

一方、16GBは33.0%と前年比12.9%増え、首位の32GBとの差は4.2ポイントになっています。

なお、Steamの調査の2026年10月分でも、16GBが前月から3.60ポイント増えて41.42%となり、5.16ポイント減った32GBの37.06%を再び上回りました。ただ、Steamの調査は月ごとの振れが大きいほか、ゲームをするための高スペックなPCが多く含まれる傾向があり、一般用途からは少々離れている面があります。

DDR5 32GB(16GB×2)の国内最安値は1年で約4倍に上昇

DDR5 32GB(16GB×2)は、国内最安値が2025年11月10日の約1.6万円から2026年11月7日の6.8万円へと、1年で約4.2倍に上がっています。一方、DDR5 16GB(8GB×2)は同じ期間に約1万円から約3.5万円となり、32GBキットとの差は約5,300円から約3.3万円に広がりました。

なお、Microsoftが32GBを推奨しているのは、Discordや配信ツールなどの常駐アプリを並べて動かすときの余裕を見たもので、主要なAAAタイトル単体の推奨メモリは大半が16GBです。そのため、32GBキットとの差額を払わずに16GBで組む人が増え、CPU-Zの統計で16GBが伸びたとみられます。

DDR4を使うPCがCPU-Zの統計で前年より増加

CPU-Zの統計では、メモリの規格でもDDR4が54.5%と前年比6.0%増え、DDR5は32.9%と前年比2.9%減っています。DDR4を使うRyzen 5000シリーズ(Zen 3)の割合も13.0%と前年比21.0%増え、CPUの世代別で首位に立っています。

国内では、DDR4 16GB(8GB×2)の最安値が11月7日時点で約1.7万円と、DDR5の16GBキットの約半分です。そのため、DDR4とRyzen 5000の伸びは、メモリ代の安いDDR4の構成で組んだり使い続けたりする人が増えた表れとみられます。

TrendForceによると、メモリメーカーの新工場で生産が大きく増えるのは早くても2028年以降で、2027年はPC向けDRAMの供給がむしろ減るとのことです。大手PCメーカーは長期契約で2027年分の量を確保済みと報じられているため、減る分のしわ寄せは自作や増設向けのDDR5に向かう見通しです。そのため、32GBキットの値上がりが16GBを選ばせる状況は2028年ごろまで続き、2025年のように32GBへ移る流れが再び進むのは、DDR5が値下がりし始めてからになりそうです。

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この記事を書いた人

Kazukiのアバター Kazuki 編集兼運営者

『ギャズログ | GAZLOG』の編集兼運営者
幼い頃から自作PCなどに触れる機会があり、現在は趣味の1つに。
自作PC歴は10年以上、経済などの知識もあるため、これらを組み合わせて高い買い物でもある自作PCやガジェットをこれから買おうと思ってる人の役に立てるような記事を提供できるよう心がけています。

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