Nova Lake-Sの後継で同じLGA1954を使うIntelの次世代デスクトップ向けCPU「Razor Lake-S」は、2028年に投入される見通しです。内蔵GPUを12コアに強化したモデルもRazor Lake-Sとして出す計画に変わったため、登場は2028年になります。
Intel Razor Lake-Sは2028年に投入へ
Intelの次世代デスクトップ向けCPU「Razor Lake-S」はNova Lake-Sの後継で、上位モデルに新設計のP-Core「Griffin Cove」を積み、ソケットもNova Lake-Sと同じLGA1954を使います。これまで投入は2027年末から2028年初めになると伝えられてきました。
@dcominottim @dttprofessor @TamerAm48431889 @kyuu47427 Nothing was said officially, but Razor Lake is currently slated as a 2028 product.
— Jaykihn (@jaykihn0) October 29, 2026
そんな中、リーカーのJaykihn氏がXへの投稿で、Razor Lake-Sの投入は2028年の予定のままだと伝えています。四半期は示していないものの、これまでの見方にあった2027年末の投入はなくなりそうです。
Razor Lakeは当初、Nova Lakeの約1年後に投入される計画で、5月のサプライチェーン情報ではNova Lakeが2026年第3四半期、Razor Lakeが2027年第4四半期とされていました。一方、Nova Lake-Sはその後2027年にずれ、28コア版が2027年第1四半期に先に出て、最大52コア版は同年内に続きます。
Nova Lake-Sのずれは2四半期ほどですが、Intelの常務は10月16日に、同じRazor Lake世代のRazor Lake-AXを2028年に投入すると明言しています。そのため、Razor Lake-Sも当初の間隔を保ったまま、Nova Lake-Sの遅れに合わせて2028年登場に遅れるようです。
Razor Lake-S 12Xeは2027年第2四半期から2028年へ
内蔵GPUにXe3Pを12コア積むモデルは、当初Nova Lake-S 12Xeとして2027年第2四半期の投入が見込まれていましたが、Razor Lake-S 12Xeとして後継の世代で出す計画に変わったとのことです。そのため、投入もRazor Lake-Sと同じ2028年まで遅れる見込みです。
なお、同氏によると、Razor Lake-SのGriffin Coveと同系統のコア(アーキテクチャは別)を積むXeonのCoral Rapids(2028年中盤)は、ハイパースレッディング(SMT)に対応するとのことです。一方、Razor Lake-SなどデスクトップやノートPC向けのCPUには載らないとしています。ハイパースレッディングはRazor Lakeの次のHammer Lakeで復活する計画と伝えられています。
Intelの認定販売代理店は9月の資料で、Nova Lake-Sの後継にRazor LakeとHammer Lakeを挙げ、LGA1954なら複数世代にわたってCPUを載せ替えられることを購入理由に掲げています。一方、現行のLGA1851はArrow Lakeの1世代だけで終わります。
Hammer Lakeは2029年頃の投入とされています。そのため、2027年にNova Lake-Sで組めば、2028年のRazor Lake-S、その先のHammer Lakeと、少なくとも2年はCPUの交換だけで使い続けられるとみられます。
ただ、12Xe版は内蔵GPU用の電源回路(VCCGT)に2フェーズのVRMを求める設計とされています。そのため、Nova Lake-Sで組んで後から12Xe版へ載せ替えるつもりなら、2027年に出る初期のLGA1954マザーボードでは、この電源回路が省かれている可能性があります。


