リーカーのJaykihn氏により、Intelの次世代サーバー向けCPU「Diamond Rapids(Xeon 7)」の量産投入が当初予定の2026年後半から2027年中盤へ延期されることが明らかになりました。後継のCoral Rapidsは2028年中盤に予定されており、AMDが2026年に投入予定のEPYC Veniceに対する直接的な対抗世代を1段ずらす形となります。
Diamond Rapidsは2027年中盤、Coral Rapidsは2028年中盤の投入計画に再整理
Diamond RapidsはXeon 7世代として2026年後半の投入が予定されており、Intelは昨年に8チャネルメモリ版のSKUを取りやめて16チャネル版に集中する方針を打ち出していました。しかし、今回リーカーのJaykihn氏が明らかにしたXeonロードマップでは、Eコア専用のClearwater Forestを2026年前半、Pコア中心のDiamond Rapidsを1年遅れの2027年中盤、その後継となるCoral Rapidsを2028年中盤に投入する3世代体制が示されています。また、Coral Rapidsについては「市場需要に応じて投入時期を前倒しできる」との方針も明らかにされています。
Granite Rapidsを延長しClearwater Forestで2026年を繋ぐ体制に
Diamond Rapidsの投入が2027年中盤まで先送りされることで、Intelの主力Pコア型Xeonは現行のGranite Rapidsを少なくとももう1年程度生産延長する形で繋ぐことになります。
同じ2026年前半にはEコア専用のClearwater Forestが登場し、Intel 18Aプロセスで製造され、12個のコンピュートチップレットを3つのベースタイルと2つのI/Oタイル上に積層するFoveros 3D実装を採用、最大288コアのDarkmont Eコアを搭載する見通しです。メモリは12チャネルDDR5-8000に対応するため、2026年のIntel Xeonラインナップは「Eコア中心のClearwater Forest(Xeon 6+)」と「Pコア中心のGranite Rapids(Xeon 6)」の二系統で構成されることになります。
一方、AMDはZen 6ベースのEPYC Veniceを2026年後半に、後継のEPYC Veranoを2027年に投入する計画で進んでおり、Diamond Rapidsの1年遅れによりIntelはEPYC Veniceの投入時期にPコア向けの新世代Xeonを揃えられない展開となります。
投入時のDiamond Rapidsは256コアから始まり数か月後に512コア版を追加
VideoCardzおよびJaykihn氏によると、Diamond Rapidsは2027年中盤に16チャネル版でまず量産投入され、その1〜2四半期後に512コアSKUが追加される見通しです。標準の256コア版と512コア版は同じLGA9324ソケットおよびプラットフォーム上で動作する設計で、追加のソケット展開は不要となるとされています。
メモリはMRDIMM Gen 2に対応して最大1.6TB/sの帯域を実現し、I/OではPCIe Gen6に対応します。プラットフォームのソケットは最大700WのTDPを想定したLGA9324が使用され、PコアにはPanther Cove-Xアーキテクチャーを採用します。なお、Diamond Rapidsはハイパースレッディング(SMT)に非対応ですが、次世代のCoral Rapidsでは復活する計画のため、Diamond RapidsはSMT非対応の最終Xeon世代となる見込みです。

