
Intelが2027年以降に投入を予定している「Razer Lake」「Titan Lake」「Hammer Lake」など複数世代のCPUアーキテクチャーに関するロードマップを、リーカーのMoore's Law Is Dead氏が公開しました。Lunar Lake以降廃止されていたHyperthreading(SMT)が、その後に控えるHammer Lakeで復活する見通しです。
Intelのデスクトップ・モバイルCPUロードマップが判明。Hammer LakeでSMTが復活へ
Intelは現行のArrow LakeおよびPanther Lake以降、複数世代に渡るCPUアーキテクチャーの開発を進めていますが、リーカーのMoore's Law Is Dead氏が新たに2027年以降のRazer Lake、Titan Lake、Hammer Lakeに関する詳細を明らかにしました。

Razer Lakeは2027年投入。AMD Halo対抗品も継続
Nova Lakeに続く2027年投入のRazer Lakeはデスクトップとモバイル向けに展開され、エントリーからミドルレンジまではNova Lakeと同じCoyote Cove P-CoreとArctic Wolf E-Coreを採用したリブランド製品となるとのことです。一方、モバイルのHXシリーズおよびデスクトップ上位のRazer Lake-Sでは新設計のGriffin Cove P-Coreが採用される見通しです。
また、AMD Strix Halo対抗品としてリークが登場していたが、キャンセル説も浮上している「Nova Lake-AX」は、「Razer Lake-AX」に改名のうえ開発が続行されることも明らかになりました。ただ、仕様はRazer Lake-AXというものの、CPUアーキテクチャーはNova Lake相当で、Coyote Cove P-CoreとArctic Wolf E-Coreに加え、最大32基のXe3P世代iGPUを搭載する構成になるとのことです。
Titan Lakeはモバイル専用。NVIDIA GPU搭載のHalo製品も
2028年投入予定のTitan Lakeは、Razer Lakeと異なりモバイル専用のアーキテクチャーとなる見通しです。すでに報じられているIntelとNVIDIAの協業によるHalo製品は、Razer LakeベースのCPUダイに大型のNVIDIA製iGPUを統合する構成となるとのことです。
一方、エントリーからメインストリーム向けのU/P/PXシリーズでは「Copper Shark」と呼ばれる第1世代Unified Coreが採用される見通しです。Unified CoreはP-CoreとE-Coreが同一アーキテクチャーに統合される見通しですが、コア数やコア密度が異なるなどAMDが投入しているZen 5とZen 5cに近いアプローチを採用するようです。
Hammer Lakeでハイパースレッディング復活。ソケットはNova Lakeで投入されるLGA 1954を継続
Hammer LakeはRazer Lakeに続く新製品でCPUアーキテクチャーが第2世代Unified Coreとなる「Thunder Hawk」が採用され、ほとんどの製品はP-Coreのみで構成されるとのことです。Thunder HawkアーキテクチャーではLunar Lake以降廃止されていたハイパースレッディングが復活する計画になっています。
なお、Hammer Lakeのデスクトップ向けはNova Lakeから投入されるLGA 1954ソケットに対応する見通しで、IntelがLGA1700以降採用してきた2世代でのソケット更新サイクルから外れ、AMDのAM4/AM5に近い長期サポートが計画されています。
なお、これらの製品はRazer Lakeが2027年末から2028年初旬、Titan Lakeが2028年、Hammer Lakeが2029年頃とかなり先に投入されるため、開発状況によっては計画が大きく変わる可能性はあります。ただ、Intel CEOのLip-Bu Tan氏はチップ設計において大幅なリスピンを抑えるため開発プロセスの見直しや、遅延に対して厳しい処置を取る姿勢を示しており、予定通り登場するか注視する必要があります。

