初めて有機ELを採用し、本体も薄く軽くなった新型iPad miniの電池容量は4,900mAhで、前モデルから少し減っていることが分かりました。ただ、Appleが示す電池の持ちは変わっておらず、チップの省電力化などによるものとみられます。
電池の減りは134mAhのみ。薄型化は主に有機ELの画面で稼いだか
11月6日に発売される新型iPad miniは、画面が前モデルのiPad mini(A17 Pro)の8.3インチの液晶から8.5インチの有機ELディスプレイに変わり、本体の厚さは6.3mmから5.4mmに、重さもWi-Fiモデルで293gから255gになっています。
電池容量は、EUで販売されるスマートフォンとタブレットについて公開が義務づけられた製品情報シートに4,900mAhと記載されており、前モデルの5,034mAhより134mAh少なくなっています。Appleが技術仕様で示すWhでも、19.3Whから18.9Whに減っています。
本体が0.9mm薄く38g軽くなった割に電池容量の減少が小さいのは、薄型化と軽量化の多くを画面で稼いだためとみられます。有機ELは画素そのものが光るため、液晶では画面の裏に重ねていたバックライトと、その光を全体に広げる板がいらず、画面自体を薄く軽くできます。
電池持ちは前モデルと同じ最大10時間。ダークモードならさらに長時間動作も?
Appleが示す電池持ちは、Wi-Fiでのウェブ閲覧と動画再生が最大10時間、モバイル通信でのウェブ閲覧が最大9時間で、バッテリー容量が減っても前モデルと同じになっています。容量が減っても電池持ちが変わらないのは、チップがTSMCの第1世代の3nmで作られたA17 Proから、iPhone 18 Proと同じ2nmのA20 Proへ3世代進んだことに加え、有機ELで画面の消費電力も下がったためとみられます。
また、これまでのiPad miniは液晶で、黒い表示でもバックライトが画面全体を照らすため、ダークモードにしても電池持ちはほとんど伸びませんでした。しかし、新型iPad miniは有機ELのため、黒い部分の画素を光らせる必要がなく、特にダークモードなどで電子書籍を見ることが多い人ほど、前モデルより電池が長く持ちそうです。


