2026年3月にAppleで最も安いノート型Macとして登場したMacBook Neoについて、Appleが2027年に1,600万台の生産を求めており、出荷は2026年の2倍以上になる見込みとのことです。ただ、2026年はチップの不足で出荷計画を引き下げており、倍増は2027年前半に出るとされるA19 Pro搭載の第2世代MacBook Neoを前提にした計画とみられます。
MacBook Neoは2027年に1,600万台の生産へ
MacBook Neoは、2026年3月に発売されたAppleのノート型Macで最も安いモデルで、iPhone 16 Pro向けの生産で出るA18 Proの選別品(GPUが5コア)とメモリ8GBを組み合わせ、99,800円からの価格に抑えています。その安さから発売後の需要が想定を超えたため、Appleは4月に2026年の生産計画を当初の500万〜600万台から1,000万台へ引き上げ、256GBモデルの納期も5月以降まで延びました。ただ、7月にはA18 Proの選別品の供給が需要に追いつかず、2026年の出荷計画は600万〜700万台へ引き下げられています。
そんな中、台湾の業界紙DigiTimesがサプライチェーンから得た情報によると、Appleは部品や組み立てを担うメーカーに2027年に1,600万台を作るよう求めており、出荷も2026年の計画から2倍以上に増える見込みとのことです。
Appleが11月2日に発表した7〜9月期の決算では、Macの売上が供給の制約に抑えられながらも前年同期比で約24%増え、Appleはその伸びをMacBook NeoとMacBook Proがけん引したと説明しています。AppleのTernus CEOも2026年度のMacの販売台数が過去最多になったとしており、2027年にMacBook Neoの生産を大きく増やすのも、需要が供給を上回ったままのためとみられます。
第2世代MacBook NeoはA19 Proと12GBメモリで2027年前半に
BloombergのMark Gurman氏は9月、第2世代はA19 Proを積み、メモリを12GBに増やすと伝えており、10月27日には登場が2027年前半になるとしています。今回の報道は第2世代に触れていませんが、初代の発売から約1年後の2027年3月に出ても、2027年の台数の予測とは時期が合います。そのため、倍以上の生産計画は、A19 Proへの切り替えで、2026年の台数を抑えたA18 Proの選別品の量に縛られなくなることを前提にしたものとみられます。
現行のMacBook Neo(256GB)は、Appleが6月25日にメモリとストレージの値上がりを理由にMacとiPadを値上げした際、メモリを8GBに据え置いたまま、発売時から2万円高い119,800円になっています。そのため、メモリを12GBに増やす第2世代は、現行モデルよりさらに高くなる可能性があります。


