AMDが配信した最新グラフィックスドライバー「Adrenalin Edition 26.6.2」で、Windows 10環境のRadeon RX シリーズが正常に認識されなくなる不具合が発生していることを、AMD自身が確認しました。デバイスマネージャー上にGPUのエラーを示す黄色い警告マークが表示され、Adrenalinソフトも起動できなくなる深刻な症状です。なお、Windows 11環境では発生していません。
AMDの最新Radeonドライバーに、Windows 10限定の不具合
26.6.2は、これまでRDNA 4世代のRX 9000シリーズ専用だったFSR 4.1を、RDNA 3世代のRadeon RX 7000シリーズへ提供するドライバーとして6月23日に配信されました。当初は7月提供予定とされていた目玉機能で、複数の新作ゲームへの対応も含まれています。仕様上はWindows 10 version 21H2以降にも対応するとされていますが、Windows 10環境にインストールすると問題が起きることが明らかになりました。
症状はGPUの認識失敗とソフトの起動不可
AMDによると、Windows 10とAdrenalin Edition 26.6.2を組み合わせた環境で、デバイスマネージャーのディスプレイアダプターにRadeon RX シリーズを示す黄色い警告マークが表示される場合があるとのことです。あわせて「起動したAMD Softwareが、インストール済みのドライバーと互換性がない」というエラーが表示され、Adrenalinソフト自体も開けなくなります。
この影響を受けるのはWindows 10(21H2以降)でRadeon RX シリーズを使う環境に限られ、Windows 11では発生が確認されていません。
回避策は一つ前の26.6.1へ戻すこと
AMDは現在エンジニアが原因を調査しており、修正版を用意でき次第提供するとしています。それまでの暫定的な対処としては、今月初めに配信された一つ前のバージョン「26.6.1」へ戻す方法を案内しています。ただし26.6.1にはFSR 4.1が含まれないため、RX 7000でFSR 4.1を使う目的でアップデートしたWindows 10ユーザーは、ロールバックすると当面この機能を使えないことになります。FSR 4.1目当てに26.6.2を導入して不具合が出た場合は、いったん26.6.1へ戻して修正版を待つのが確実です。Windows 11環境であれば26.6.2をそのまま利用できます。

