Intel Core Ultra 7 265KがRyzen 9 9950Xに迫る性能を記録。先代より16%性能向上
Intelが開発中の次世代デスクトップ向けCPUのArrow Lake-S世代のCore Ultra 200シリーズは2024年10月10日に発表され、10月24日発売で計画がされていますが、このCore Ultra 200シリーズの中でハイエンド向けモデルとなるCore Ultra 7 265Kの新たなGeekbench 6ベンチマークが登場し、先代の最上位モデルを大きく上回るほか、競合AMD製の最上位CPUであるRyzen 9 9950Xをも上回る高い性能を記録した結果が登場しました。
Core Ultra 7 265Kは8P+12Eのコア構成でスレッド数は合計20スレッドと先代のRaptor Lake Refresh世代のCore i7-14700Kと同じになっています。ただ、製造プロセスの変更により動作クロックは最大5.6 GHzから5.5 GHzに下がっているなどの違いもあります。
そんなCore Ultra 7 265Kについては過去にもGeekbench 6ベンチマークが出ていましたが今回の結果は製品版に近いものと見られ、シングルコアは3283ポイント、マルチコアは22293ポイントと過去最高得点を記録しています。
CPU | シングルコア | マルチコア |
---|---|---|
Core Ultra 9 285K | 3449 | 23024 |
Ryzen 9 9950X | 3410 | 22430 |
★Core Ultra 7 265K | 3283 | 22293 |
Core i9-14900KS | 3189 | 21890 |
Core i9-14900K | 3088 | 20881 |
Core i9-13900K | 2982 | 20183 |
Core Ultra 7 265Kのシングルコアは先代のCore i7-14700Kに対しては11%、さらに当時最上位モデルだったCore i9-14900KSに対しても3%上回る性能を記録しています。一方で、Ryzen 9 9950Xに対しては4%ほど遅いスコアを記録していますが、同世代のCPUとしては非常に高いシングルコア性能と言えます。
マルチコアではCore i7-14700Kより15.6%、Core i9-14900KSに対しては2%高い性能を発揮するとともにRyzen 9 9950Xに対しては0.01%と同等レベルの性能を発揮するなどマルチコア性能も非常に高いことが明らかになっています。
Intel Core Ultra 7 265K含む、Core Ultra 200シリーズは冒頭の通り2024年10月10日に発表され、同月24日に発売される予定になっていますので、ベンチマークでの性能以外にもゲーミング性能なども近いうちに明らかになると考えられます。
ASUS System Product Name (Intel Core Ultra 7 265K) | Geekbench 6
コメント
コメント一覧 (1件)
はやく256bitまでならAVX10.2搭載したCPU出してほしい。マスクレジスタ欲しいよ。
AVX-512対応の Ryzen 9000シリーズに食指。