AMD Ryzen 9000X3Dでは遂に手動オーバークロックに対応へ

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この記事はリーク情報に基づいています。詳細はリーク情報の見方とその注意点を解説した記事をご確認ください。
【リーク情報確度:3】

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AMD Ryzen 9000X3Dでは遂に手動オーバークロックに対応へ

AMDでは2024年7月31日にZen 5アーキテクチャーを採用するRyzen 9000シリーズの発売を開始すると言われていますが、その後の9月末から10月にかけてゲーミング時のパフォーマンスを大きく向上させられる3D V-Cacheを搭載するRyzen 9000X3Dシリーズも発売されると言われていますが、このRyzen 9000X3Dについて過去のX3Dモデルでは対応してなかった手動でのオーバークロックにはじめて対応することが新たなリーク情報で明らかになりました。

AMDの3D V-Cacheを搭載するRyzenでは初めて投入されたRyzen 5000X3Dやその次に投入されたRyzen 7000X3D共にダイの上にキャッシュ用チップを重ねて搭載するという構造上、放熱性能が低く、電圧や温度管理が通常モデルに比べて厳格に設定されています。そのため、初代のRyzen 5000X3Dではデフォルトでの動作以外設定がなく、次のRyzen 7000X3DではPrecision Boost Overdrive (PBO)やCurve Optimizerのサポートはしたものの、設定の幅はあまりありませんでした。

しかし、そんなX3Dモデルですが、2024年秋に登場するRyzen 9000X3DではCPUの電力効率が大きく向上し発熱が少なくなってきたことからX3Dモデルとしては初めて手動によるフルオーバークロックのサポートが導入されるとのことです。これにより、ユーザーは電圧や動作クロックを引き上げて性能向上を図ることが可能になるほか、電圧を調整して性能を維持したまま消費電力を下げるアンダークロックなど含めて可能になるなど、ハードコアな自作PCユーザーにとってはより魅力的な選択肢となりそうです。

この手動オーバークロックの導入はRyzen 9000X3Dの1つの目玉機能となりそうですが、他にも3D V-Cache容量の増加やその他新機能についても開発に取り組んでいることがAMDから明らかにされているため、Ryzen 9000シリーズ発売後にはRyzen 9000X3Dに注目が集まるなどしばらくAMDのデスクトップ向けCPUの話題に注目が集まりそうです。

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ソース

AMD Ryzen 9000X3D CPUs To Feature Full Overclocking Support In Addition To New 3D V-Cache Features | wccftech

https://wccftech.com/amd-ryzen-9000x3d-cpus-full-overclocking-support-new-3d-v-cache-features

補足情報

Ryzen 9000X3DはRyzen 9000シリーズに3D V-Cacheを搭載したデスクトップ向けCPUになっており、ゲーミング性能は極めて高くなると言われています。ただ、現時点で詳細な仕様などはリークされていませんが、手動オーバークロック機能の追加やRyzen 9 9950X3Dなど最上位モデルでは3D V-Cacheを2つのダイに搭載、3D V-Cacheの容量自体が大きくなる可能性が指摘されています。

製品ジャンルメーカー製品名発売予定時期
CPUAMDRyzen 9000X3D2024年9月~10月頃
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この記事を書いた人

『ギャズログ | GAZLOG』の編集兼運営者
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