Intel Raptor Lake Refreshのコア構成が判明。Core i3でも6P+0E構成と高性能化

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Raptor Lake Refreshの下位モデルは多コア化へ。Core i3でも6P+0E構成と高性能に

Intelでは2023年10月中旬から下旬にかけて第14世代のデスクトップ向けCPUであるRaptor Lake Refreshを投入する計画です。このRaptor Lake RefreshではRaptor Lakeをベースに改良を加えたモデルで、動作クロックの向上と消費電力低減に貢献するDSVR機能の有効化による性能向上と消費電力低減が主な変更点となっていますが、下位モデルを中心にコア数が大きく増える事がRedGamingTechが明らかにしたRaptor Lake Refreshのラインアップ情報から明らかになりました。

Intel Battlemage Specs & Perf UPDATE – GPU Competition Is COMING – YouTube

Raptor Lake Refreshにおいて最上位となるCore i9-14900/K/KFは8P+16Eで先代と同じですが、動作クロックを6 GHz程度まで向上させることで先代モデルより性能を向上させるものと見られています。

Core i7-14700/K/KFについては数日前にベンチマーク結果が登場しており、先代のCore i7-13700の8P+8PからE-Coreが4コア上乗せされた8P+12Eに変更されベンチマークでもマルチコア性能は20%近く向上しています。

ミドルレンジモデルであるCore i5-14600K/KFでは8P+8E構成となり先代のCore i5-13600KよりPコアが2コア増えています。

また、他に価格が抑えられたモデルであるCore i5-14400/Fについては6P+4Eから6P+8Eへ多コア化が行われる他、新たにCore i5-14300が登場し、こちらは下位のCore i3-14100と共に6P+0E構成で登場となります。このCore i3-14100については先代のCore i3-13100が4P+0E構成だったものが6P+0Eという事でエントリーモデルでありながらRyzen 5 7600など6コアCPUに対抗できるぐらいの性能が期待できる構成になっています。

今回のRaptor Lake Refreshについてはアーキテクチャー面ではRaptor Lakeと同じなため、ハイエンドモデルでは性能が頭打ち傾向になりそうですが、Core i7以下のモデルではコア数を増やす事で先代モデルより性能を大きく向上する事が見込まれています。ただ、残念ながらシングルコア性能はCore i7-14700Kのベンチマークで見られた通り大きく向上する見込みは無いため、ゲーミング時の性能でRyzen 7 7800X3Dなどに劣ると考えられます。ただ、マーケティング的にはコア数がAMDに比べて非常に多く見えるため、販売面ではミドルレンジモデルを中心に売れそうと予感がしますね。

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