AMDは RDNA 4 GPU を Zen 6 APU には採用せず。RDNA 3.5を流用もCU数やバス幅は拡大?

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AMDは RDNA 4 GPU を Zen 6 APU には採用せず。RDNA 3.5を流用もCU数やバス幅は拡大?

AMDは2026年ごろにCPUにZen 6アーキテクチャーを採用したMedusa PointやMedusa HaloなどのAPUを投入すると見られていますが、AMDがGitHubで公開したGPUOpenドライバーコードによるとAMDはこのMedusaシリーズAPUの内蔵GPUにはRDNA 4アーキテクチャーは採用せず、現行のRDNA 3.5アーキテクチャーを流用する計画であることが明らかになりました。

OpenGPUのドライバーコードではRDNA4アーキテクチャーを示すデバイスID『Gfxlp12』にディスクリートGPU専用というコメントが記載されており、RDNA4がMedusa系APUなどには採用されないことを示しています。また、RDNA4が使われないということで現行のStrix Point / Strix HaloなどのStrixシリーズやKrackan Pointなどに採用されているRDNA 3.5アーキテクチャーが採用されることになりそうです。

そのため、Zen 6 APUではアーキテクチャー据え置きにより性能があまり変わらない可能性がありそうですが、Moore’s Law is Deadによると少なくとも上位モデルのMedusa Haloに関してはCompute Unit (CU)の数が増える見通しで、現行の最大40コアから最大48コアに増えるほか、バス幅も256-bitに加えて384-bitと言うディスクリートGPUのRDNA 4搭載Radeon RX 9070 XTを超える仕様が計画されているようです。

Zen 6ではTSMC 3nmを活用するとも言われているため、消費電力の低減やそれに伴い動作クロックの向上も期待できるため結果的に現行のStrixシリーズに対してCU数あたりのグラフィックス性能は微増に留まるものの、Medusa PointやMedusa HaloではCU数と動作クロックを引き上げによりStrixシリーズより性能が向上することがほぼ確実と言えます。これによりゲーミングでの性能向上が期待できるほか、384-bitというバス幅を活かしてAI処理用途でも活用を見出すことが出来ると言えそうです。また、コア数の増加やバス幅拡大はライバルで新GPUアーキテクチャーを備えるIntel Panther Lakeへの対抗策とも見られるため、今後Medusa PointやMedusa Haloが先代モデルに対して、またPanther Lakeに対してどのような性能を発揮するのか注目が集まりそうです。

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ソース

Commit ba24064 | Github GPUOpen-Drivers

https://github.com/GPUOpen-Drivers/xgl/blob/ba24064a9c93e76d0cafb0196996e779fbe70bf4/icd/settings/settings.cpp#L2199

AMD 9070 XT Ultimate Edition, FSR 4 vs DLSS 4, Nvidia Supply | Moore’s Law is Dead

https://www.youtube.com/watch?v=7lIxlcrz548&t

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この記事を書いた人

『ギャズログ | GAZLOG』の編集兼運営者
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コメント

コメント一覧 (1件)

  • ディスクリートGPU専用という事からAPUには採用されないって事だね。
    あくまでも今のところは、という事だけど、生産性を優先したのかな?

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