AMDのRyzen 7 9800X3Dは2024年の発売以来ゲーム向けの定番CPUで、今年の春以降は6万円前後で推移してきましたが、プライム感謝祭の先行セールではAmazonが販売する、通常より保証が1年長い4年保証版が58,800円になっています。
4年保証版のRyzen 7 9800X3Dが58,800円で国内最安値。保証も通常の3年より長く
Ryzen 7 9800X3Dは2024年11月に86,800円で発売され、今年に入ってからも8.5万円前後の高値が続いていましたが、春には正規代理店品が6万円台まで急落しました。その後は6万円前後で推移しており、7月のプライムデーの先行セールではAmazonでドスパラが販売する品が56,480円まで下がっていました。
そんな中、10月13日に始まったプライム会員限定のプライム感謝祭の先行セールで、Amazonが販売するRyzen 7 9800X3Dが58,800円で販売されており、さらにキャンペーンエントリーなどで約4000ポイント還元が得られ、実質5.5万円台での購入が可能になっています。
一方、ほかのショップで売られている通常の3年保証品のRyzen 7 9800X3Dは国内最安値は10月13日時点で約5.9万円のため、販売価格だけで最安値をわずかに下回り、保証も1年長くなるなどお得になっています。
Zen 6のX3Dは高価になる見込み。ゲームでは2028年まで差が出にくい
Ryzen 7 9800X3Dの後継モデルは2027年にZen 6アーキテクチャーベースで投入予定です。Ryzen 7クラスのX3Dはコア数が8から12に、L3キャッシュが96MBから144MBに増える見通しで、リーカーのKepler_L2氏によると、2027年1月のCES 2027で発表され、1〜3月に発売されるとのことです。しかし、Zen 6が使うTSMCの2nmは2027年から製造価格が最大10%上がる見通しで、AMDも今年CPUの供給価格を10〜15%引き上げたと伝えられているため、Zen 6のX3Dは今のRyzen 7 9800X3Dを大きく上回る価格で登場するとみられます。
一方、Ryzen 7 9800X3Dはすでにゲーム性能が高く、RTX 5090と組み合わせてもGPUがボトルネックになると考えられ、Ryzen 7 9850X3Dとの差はHardware Unboxedの1080p高画質の計測で2.5%にとどまっています。そのRTX 5090は生産終了が伝えられ、今後のGeForceの最上位はRTX 5080 24GBに替わるうえ、RTX 6000シリーズは2028年発売とされているため、Zen 6のX3Dにしても、2028年まではゲームで差が出にくいとみられます。
さらに、Zen 6も引き続きソケットAM5に対応する計画のため、Ryzen 7 9800X3Dで組んだAM5環境のまま、後からCPUだけをZen 6のX3Dに載せ替えられます。そのため、これからAM5でゲーム用PCを組むなら、春から6万円前後が続いてきたRyzen 7 9800X3Dをこのセールで4年保証版として買っておき、RTX 6000シリーズと組み合わせて性能に不満が出てきたらCPUだけの載せ替えを考えるというのが良いかもしれません。


