AMD Radeon RX 6750 GREの中身はオーバークロックされただけのRX 6700 10GB

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AMD Radeon RX 6750 GREはRX 6700(無印)のオーバークロックモデルなだけ。性能はRX 6700 XTよりも低い

AMDでは2023円8月頃にRadeon RX 7900をベースにCompute Unitなどが一部無効化されたGPUダイを搭載したRadeon RX 7900 GREを中国や一部国向けに発売をしていますが、同じネーミングでRadeon RX 6750 GREが近々発売される事が数日前にリークとして登場していました。

このRadeon RX 6750 GREについてはRX 7900 GREと同じく上位モデルに採用されるNavi 21 GPUの内、一部Compute Unitが無効化されたものが搭載され、RX 6750 XTを超えるような性能が期待されていましたが、どうやらこのモデルについては単純にRX 6700(無印)のオーバークロックモデルとなるようです。

ハードウェア関係のリーカーのHoang Anh Phu氏によると、Radeon RX 6750 GREはオーバークロックされたRadeon RX 6700 10GBであることを明らかにしています。

Radeon RX 6700については存在感がかなり薄いグラフィックカードになっていますが、このモデルは当初はOEM向けでのみ登場した他、元々はマイニング用グラフィックカードとしても販売されていました。そんなRX 6700については2022年7月頃に一般販売が開始されたグラフィックカードになっています。

このRX 6700の仕様としてはNavi 22 GPUを搭載し、Compute Unitは合計2304基、動作クロックは2.5 GHz程度で10GBのGDDR6を160-bitで接続するモデルになっています。そのため、例えオーバークロックが行われたとしてもCompute Unitを2560基搭載するRX 6700 XTには性能面で太刀打ちできないと見られています。

このRX 6700 GREがRX 7000シリーズが主力となっているこの微妙なタイミングで発表された理由としては、エントリーモデルのラインアップが欠落している事が原因と見られています。Radeon RX 7000シリーズのエントリーモデルであるRadeon RX 7600の価格は$270の一方で、RX 7700 XTで設定されている$449の間を埋めるモデルは無いため、急遽Radeon RX 6750 GREが準備されたものと見られています。

ただ、日本や北米、欧州においてはRadeon RX 6700 XTなどの価格が下がっており、実質的にRX 7600とRX 7700 XTの間を埋めるような価格帯で販売がされているため、このRX 6750 GREが発売されないとしても特に影響はないと考えられそうです。

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