CorsairのDDR5メモリに中国CXMT製モジュールが搭載へ。価格低減は期待できず?

CorsairのDDR5メモリに中国CXMT製モジュールが搭載へ。価格低減は期待できず?

CorsairのDDR5メモリ「Vengeance DDR5-6000」に中国ChangXin Memory Technologies(CXMT)製のDRAMが採用されていることが、リーカーのwxnod氏が公開したCPU-Zのスクリーンショットで明らかになりました。

目次

Corsair Vengeance DDR5にCXMT製DRAMが採用

CXMTは2024年後半に消費者向けDDR5の量産を開始した中国のDRAMメーカーで、最大8,000 MT/sまでの製品ロードマップと、16Gbおよび24Gbのダイ密度に対応する計画を公開しています。これまでCXMT製DRAMの採用は中国国内のローカルブランドや中小メモリベンダーに限られていましたが、Corsairのような大手ブランドの製品に採用されたことが確認されたのは今回が初めてとなります。

確認されたのはDDR5-6000の16GBモジュールで、タイミングは36-44-44-96、動作電圧は1.35V、Intel XMPとAMD EXPOの両プロファイルに対応しています。型番は「CMK5X16G3E60C36A2-CN」となっており、末尾の「CN」表記から中国市場向けの製品となります。ただ、UKCA・CEマークも記載されており、欧州・英国地域での販売基準は満たしているため、中国以外での販売も視野に入っている可能性があります。

大手3社のHBM集中で空いた供給枠を活用か

Samsung、SK Hynix、MicronのDRAM大手3社はAI向けHBMの生産にラインを集中させており、汎用DDR5の供給が逼迫しています。CXMTは最先端の製造装置を保有していないため大手3社のようなHBM生産には参入できず、データセンター向けの大型契約にも縛られていないことから、相対的に余裕のある生産能力を持っています。Corsairが今回CXMT製DRAMの採用に踏み切った背景には、こうした大手3社のHBM集中による汎用DRAM供給逼迫の長期化があります。ただし、価格に関する具体的な情報は今のところ明らかになっておらず、仮にCXMTからの調達コストが安価であってもCorsairが販売価格を従来通り維持する可能性もあるため、現在の販売価格が直接下がる効果は限定的です。

なお、CXMT製モジュールを採用する製品は中国中心に展開されると見られ、米中半導体規制が継続するなかで日本でも販売されるかは未知数となっています。また、日本市場では型番末尾の「CN」表記から正規流通は当面見込みづらい状況ですが、国内でもDDR5の価格高騰が続いていることから、CXMT製DRAMを採用したメモリへの並行輸入需要が今後高まる可能性があり、ヤフオク等の中古・並行輸入ルートで動きが出てくる可能性もあります。

ソース
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

Kazukiのアバター Kazuki 編集兼運営者

『ギャズログ | GAZLOG』の編集兼運営者
幼い頃から自作PCなどに触れる機会があり、現在は趣味の1つに。
自作PC歴は10年以上、経済などの知識もあるため、これらを組み合わせて高い買い物でもある自作PCやガジェットをこれから買おうと思ってる人の役に立てるような記事を提供できるよう心がけています。

目次