米国の2026年5月コンシューマーゲーム機販売データで、PS5の販売台数が前年比58%減と、5月としては2000年以来25年ぶりの低水準に落ち込んだことが、Circanaのアナリストが公開した集計で明らかになりました。米国では4月2日にPS5が649.99ドル、PS5 Proが899.99ドルへ値上げされており、改定後最初の月次データで需要急減が表面化した形です。
PS5が25年ぶり最低水準、Xboxは5月として過去最悪
集計を公開したのはCircanaのアナリスト、Mat Piscatella氏で、米国市場における5月単月のハードウェア台数・金額・平均販売価格などをまとめています。Xboxは5月単月として集計開始以降で最低の販売台数まで沈み込み、PS5も前回の最低水準だったPS1末期と並ぶレベルに到達しており、据置機の2陣営が同月に歴史的低水準に落ち込んでいます。
2025年10〜12月期のグローバル出荷ではPS5が810万台、Switch 2が701万台でPS5が約100万台リードしており、Switch 2は欧米市場の販売減速を受けて2026年1〜3月期に30%超の減産も報じられていました。しかし米国小売の5月実売データではPS5の販売台数が前年比58%減、金額ベースでは43%減と振るわず、単月および2026年年初来累計の双方で台数・金額ともに2位に後退しています。一方で、Nintendo Switch 2はすべての指標で首位を獲得するなど好調な売れ行きを維持しています。
Xbox側は米国小売店での販売苦戦が以前から指摘されており、コストコがXboxの取り扱いを終了するなど店舗での露出も縮小していましたが、5月の販売台数で記録史上最低を更新したことにより、小売側のXbox離れがさらに加速する可能性が高くなっています。
PS5の平均販売価格は672ドルに上昇も値上げが販売台数に直撃
5月の米国ゲーム機平均販売価格は502ドル(前年比14%増)に達し、内訳ではPS5の平均販売価格が672ドル(前年比33%増)、Xbox Seriesが524ドル(同22%増)に上昇しています。これはPS5とXboxのいずれも4月以降に米国で値上げが実施されており、これにより販売価格が大きく上がっています。しかし、それに伴い販売台数が大きく落ち込む結果になっており、メモリ価格高騰による影響を直に受けた形になっています。
なお、メモリ価格を巡っては今後も高騰すると言われており、ソニーはハードウェアを赤字で販売することは可能な限り行わない方針であるため状況次第ではさらなる値上げに踏み切る可能性もあります。
特に日本では日本語専用版として5.5万円と言う破格でPS5が販売されていますが、昨今の状況を考えると赤字に近い製品であると言え、いつ値上げがされてもおかしくありません。そのため、もしGTA VIなどのためにPS5購入を検討している場合は早めに購入することをおすすめします。


