Intel Panther Lake-Hの仕様が判明。CPUは最大16コア、GPUは192コア搭載

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【リーク情報確度：3】

Intel Panther Lake-Hの仕様が判明。CPUは4P+8E+4LPEの16コアに。GPUは12基のXeで192コアを搭載

IntelはノートPC向けCPUにArrow Lake-H/Uを2024年末までに投入する計画ですが、2025年末にはその後継モデルとしてPanther Lake-H/Uを投入する計画があります。今回、このPanther Lake-H/Uについて、現時点で計画されているCPUおよびGPUのコア構成に関するリーク情報が登場しました。

Panther Lake-H/Uのうち、Hモデルは大型ノートPC向け、Uモデルは低消費電力かつ薄型ノートPC向けに設計されています。Panther Lake-HはArrow Lake-Hを、Panther Lake-UはLunar LakeおよびArrow Lake-Uを置き換える形で投入されます。

ダイSKU	Pコア (Cougar Cove)	Eコア (Darkmont?)	LP-Eコア (Skymont?)	Xe3 GPUコア (Celestial)	PL1 TDP	PL2 TDP
Panther Lake-H	4	8	4	12	25W	45W
Panther Lake-H	4	8	4	4	25W	45W
Panther Lake-U	4	0	4	4	15W	28-30W?

Panther Lake-H

Panther Lake-Hは高性能ノートPC向けで、CPUは基本的に4P+8E+4LPEの合計16コア構成です。Arrow Lake-Hでは6P+8E+2LPEで同じ16コア構成であるため、P-Coreが2コア減り、LPEコアが2コア増える構成となっています。

LPEコアは2023年に発売されたMeteor Lakeで導入され、主にバックグラウンドタスクなど軽い作業を担当します。Panther Lake-HではLPEコアが4コアに増えるため、多くのタスクで活躍することが期待されます。

内蔵GPUのコア数も大きく変わります。Panther Lake-Hの最上位モデルではXe3 Celestialアーキテクチャで作られたXeコアが12基搭載され、合計192コアとなります。Arrow Lake-Hの最大8基、128コアに比べ、1.5倍の増加です。これにより、グラフィックス性能は大幅に向上し、AMDのRyzen AI 300シリーズに対抗できる性能を持つと見られています。

これらのCPUについてはTDPはベースが25W、ブースト時は最大45Wになる見込みで、消費電力はArrow Lake-Hとほとんど同じになっています。

Panther Lake-U

Panther Lake-Uは省電力および薄型ノートPC向けで、コア構成は4P+4LPEです。TDPは15Wで、最大30Wとされています。内蔵GPUは最大4コアのXeを搭載します。性能面ではLunar Lakeと同様のコア構成や内蔵GPUコア数を持ち、アーキテクチャの最新化以外に大きな性能向上は見込まれていません。

今回のリークではPanther Lake-Hの仕様に加え、CPUダイの図面も登場しています。この図面によるとPanther Lake-Hには合計5つのタイル（ダイ）が備わり、最大の面積を持つダイ4にはCPUコアなどを内蔵するCompute Tile、2番目に大きい面積を持つダイ2にはGPUを内蔵し、ダイ1はI/OやNPUなどを内蔵するSoCタイルになっています。残りの2つダイはダミーとなります。

なお、この図面はPanther Lake-Hのものであるため大きめのCPUになっていますが、Panther Lake-Uでは現行のMeteor Lake-UやLunar Lakeのように小型化され、形状も正方形に変更されると見られています。