Intel Wildcat Lake「Core 5 320」はMacBook Neo搭載A18 Proを上回る性能に

Intel Wildcat Lake「Core 5 320」はMacBook Neo搭載A18 Proを上回る性能に

Intel Core 5 320のPassMarkベンチマーク結果が公開され、Apple A18 Proを搭載するMacBook Neoに対してマルチコアで約27%上回る性能を示したことが明らかになりました。

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Wildcat Lake「Core 5 320」がMacBook Neoを上回るベンチマークを記録

Core 5 320はIntelがエントリー向けノートPC市場をターゲットに投入する「Wildcat Lake(Core Series 3)」のSKUで、Pコア2基+Eコア4基の計6コア6スレッド構成を採用しています。Intelが先日公開したリファレンスデザインはアルミニウムボディとファンレス動作を備えており、AppleのMacBook Neoへの対抗を意識した設計となっています。

Intelはこれまでエントリー向けCPUとしてIntel Nシリーズを展開してきたものの、長らくアーキテクチャーが刷新されていなかったことで、最近登場したMacBook Neoに搭載されるApple A18 Proに対して劣る性能でした。しかし、今回のWildcat Lakeの登場によりエントリー向けIntel CPUも競争力が獲得できる構図に変化しています。

シングルコアはApple A18 Proと同等。マルチコアは27%上回る

PassMarkのデータベースに登録されたWildcat Lake世代のミドルレンジモデルにあたるCore 5 320の結果によると、Pコアが最大4.6GHz、Eコアが最大3.4GHzで動作する条件下で、シングルコアテストで4,047ポイント、マルチコアテストで15,222ポイントを記録したとのことです。

スクロールできます
Core 5 320
(Wildcat Lake)
Apple A18 Pro
(MacBook Neo)
Apple A19 Pro
(iPhone 17 Pro)
コア構成2P+4E (合計6コア)2P+4E (合計6コア)2P+4E (合計6コア)
Passmarkシングルコア4,0474,0665,177
Passmarkマルチコア15,22211,99314,838

このスコアはシングルコアではApple A18 Proとほぼ同等の性能で、マルチコアでは約27%上回る結果となっています。一方で、最新のApple A19 Proに対してはシングルコアでは約28%遅れを取るものの、マルチコアでは僅差で上回る結果となっており、MacBook Neoに搭載されるApple Siliconに対しても一定の競争力を持つことが示されました。

一方、現行のCore Ultra 5 236V(Lunar Lake)やRyzen AI 5 340(Strix Point)と比較すると、シングルコア性能では上回るものの、コア数およびスレッド数の差からマルチコアでは劣る結果となっています。

内蔵GPUは2基のXe3で4基のXe2相当の性能に

Core 5 320のiGPUはエントリー向けとしてXe3コアを2基のみ搭載しています。これはLunar Lakeに搭載されている8基のXe2コアと比較すると性能は約半分に留まるものの、コア数比で考えると2基のXe3は4基のXe2コア相当の性能を発揮しており、コア数あたりの効率は大きく向上していることが分かります。

今回の結果はWildcat LakeのなかでもエントリーモデルであるCore 5 320のもので、より高い動作クロックが設定されるCore 7シリーズではさらに高い性能が期待されます。

なお、Wildcat Lakeを搭載するOEM製ノートPCなどの価格はまだ明らかにされていませんが、MacBook Neoが最廉価モデルが10万円を切る価格で販売されていることから、Wildcat Lake搭載モデルがどこまで価格を抑えられるかで競争力は大きく変わるとみられます。仮に価格が同等であれば性能面での見劣りはないため、Intelは久々にエントリーノートPC帯で競争力を持つCPUを投入できることになります。エントリー帯では現行のIntel NシリーズやAMD製APUが採用されているため、Wildcat Lakeの登場によりIntelの採用比率が回復するかが今後の焦点となりそうです。

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この記事を書いた人

Kazukiのアバター Kazuki 編集兼運営者

『ギャズログ | GAZLOG』の編集兼運営者
幼い頃から自作PCなどに触れる機会があり、現在は趣味の1つに。
自作PC歴は10年以上、経済などの知識もあるため、これらを組み合わせて高い買い物でもある自作PCやガジェットをこれから買おうと思ってる人の役に立てるような記事を提供できるよう心がけています。

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