iPhone Duoは品薄承知で発売。売れ行き鈍いiPhone 18 Proの「客寄せ役」にも期待か

iPhone Duoは品薄承知で発売。売れ行き鈍いiPhone 18 Proの「客寄せ役」にも期待か

Apple初の折りたたみiPhone「iPhone Duo」は予約開始直後から長い配送待ちになっていますが、Appleはこの品薄を承知のうえで発売を決めたと伝えられています。当初は米国と中国から始める予定だった発売も、日本を含む70以上の国と地域での一斉発売に切り替えたとのことです。

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Appleは品薄を承知でiPhone Duoを発売。当初の計画なら日本は予約もできず

10月23日に発売されるiPhone Duo(256GBモデルで364,800円から)は、ヒンジの歩留まりが上がらないうえに、9月中旬の時点で最終組立の歩留まりも6割強にとどまっており、初回の生産量は少ないと伝えられていました。そのため日本では、10月16日21時に予約が始まってから30分ほどで、Apple Storeのオンライン配送が全8構成とも2027年1月23日の到着になっています。

この品薄について、BloombergのMark Gurman氏は、Appleが大幅な供給不足になると分かっていながら発売に踏み切ったとしており、需要に応えることよりも、10〜12月の年末商戦期にあたる会計年度の第1四半期の早い時期に売り出すことを優先したとみています。第1四半期の初めに発売すれば、品薄で注文に応えきれなくても、12月までに作った分はすべてこの四半期の売り上げになります。

発売する国についても、Appleは当初、米国と中国で先にiPhone Duoを売り出し、ほかの国へは後から広げる計画でしたが、最終的に70以上の国と地域での一斉発売に切り替え、少ない台数をより多くの市場で分けることになったとのことです。当初の計画どおりであれば、Appleの主要市場である米国と中国の客は今より手に入れやすかったとしています。一方、日本はその計画では後から発売を広げる国の1つにあたり、10月16日の予約にも加われなかったことになります。

iPhone Duoの品切れでAppleはiPhone 18 Proの販売増を期待

Appleは、発売日に予約なしで店へ来る客向けの在庫がどれだけあるかを示していませんが、そうした客が品切れのiPhone Duoの代わりにiPhone 18 ProやiPhone 18 Pro Maxを買うことで、iPhone 18 Proシリーズの販売が伸びると見込んでいるとのことです。日本ではiPhone 18 ProがiPhone Duoより14万5,000円安い219,800円から、iPhone 18 Pro Maxも12万5,000円安い239,800円からで、iPhone Duoを買うつもりだった客なら予算内で選べる価格です。

Appleが販売の伸びを見込むiPhone 18 Proシリーズは、先代iPhone 17 Proに対して日本では25,000円値上げされて9月18日に発売されましたが、売れ行きは日本と米国で計画を下回っており、10月の部品発注も予定より15〜20%減らされたと伝えられています。日本のApple Storeでも、10月上旬の時点でiPhone 18 ProとiPhone 18 Pro Maxの7割ほどの構成を当日受け取れるほど在庫が余っていました。この在庫を抱えて年末商戦期に入るAppleが、品薄を承知でiPhone Duoを一斉に発売したのには、iPhone Duoで店に客を呼び、iPhone 18 Proシリーズの販売を補う狙いもあったとみられます。

iPhone 18 Proに切り替えずにiPhone Duoを手に入れたい場合、これから注文して届くのは早くても2027年1月下旬で、歩留まりが安定して出回る台数が増えるのは2027年春以降の見通しのため、それまでは待ちが縮むこともなさそうです。2027年秋には次のiPhone Duo 2が出るとされていますが、初代の画面をそのまま流用する計画と伝えられており、変更は小幅にとどまるとみられます。そのため、折りたたみのiPhoneを使うつもりなら、届くのが1月下旬になっても、iPhone Duo 2を待たずに今のうちに注文しておく方が現実的です。

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2026/10/20 更新
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『ギャズログ | GAZLOG』の編集兼運営者
幼い頃から自作PCなどに触れる機会があり、現在は趣味の1つに。
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