Apple初の折りたたみiPhone「iPhone Duo」は、内側画面の折り目を目立たなくしたとAppleが説明してきましたが、発売を前に、折り目の周りは触ると柔らかく、指で押すと表面にしわが出ることが明らかになっています。
iPhone Duoの内側画面は折り目の周りが柔らかく、押すとしわが出る
iPhone Duoは10月23日に発売されるApple初の折りたたみiPhoneで、Appleは内側画面の折り目を、反射を抑えるマットな表面と、開いたときに画面の中央を平らに支えるヒンジで見えにくくしたと説明しています。その内側画面は、表面がガラスではなくポリマー製のカバー層で覆われており、10月上旬には発売前の実機で爪で強くこすっても傷がつかず、強く押しても硬かったと伝えられていました。
ただ、Weiboで情報を発信するKang氏は、iPhone Duoの折り目の周りは触ると柔らかく、指で押すと表面に目に見えるしわができることもあると報告しています。実際に、投稿された動画では指で触れていないときは折り目もほとんど見えない一方で、折り目部分を押すとしわが出ているのが確認できます。
曲がる部分のガラスを薄くし層をずらして負担を逃がす構造が原因か
Kang氏の報告を紹介したリーカーのIce Universe氏は、iPhone Duoの画面を覆う超薄型ガラスが、曲がる部分だけを薄くした構造になっている可能性を挙げています。この構造は、台湾の調査会社TrendForceが4月にAppleの特許をもとに予想していたもので、折り目の軸の部分だけを薄くして曲げやすくし、折り曲げない部分は厚みを残して衝撃に耐えるとされています。この作りなら、薄い部分は表面を下から支える力が弱いため、折り目の周りだけが押すと沈むように柔らかくなると考えられます。
Appleは、10層以上の薄い層を重ねた内側画面を、本のページのように層どうしがずれ動く接着剤で貼り合わせ、曲げたときの負担と折り目を抑えていると説明しています。この貼り合わせ方では、折り目の周りで下のガラスが沈むと、その上にある表面の層もずれながらたわむため、押したところがしわになるとみられます。
なお、Appleがマットな表面とヒンジで目立たなくしたと説明しているのは見た目の折り目で、折り目の周りの柔らかさは指で触れて初めて分かるものです。そのため、この構造や感触が気になる場合は、発売後の購入前や予約した端末の受け取り前に、Apple Storeで実機に触れて確かめておいた方が良さそうです。また、発売日にiPhone Duoが届く場合も、Appleは14日以内であれば返品を受け付けています。


