早ければ12月に前倒しで発売されると伝えられていたNVIDIAのGeForce RTX 5080 24GBは、1月の発売も難しい状況とのことです。NVIDIAが10月中に配る予定だった、カードの設計に使う開発資料が、10月末になってもAIBに届いていないためとしています。
RTX 5080 24GBの開発資料は予定の10月を過ぎても未配布。1月発売は困難に
GeForce RTX 5080 24GBは、現行のRTX 5080と同じGPUに1枚3GBのGDDR7を8枚載せてVRAMを24GBに増やすモデルで、RTX 5090の生産終了とあわせて16GB版を置き換え、GeForceの最上位になると伝えられています。発売は2027年1〜3月の計画とされていましたが、10月末には中国の博板堂が、NVIDIAが投入を急いでおり、早ければ12月、遅くとも1月に発売されると伝えていました。
そんな中、台湾のBenchLifeによると、10月13日の時点でNVIDIAから近く提供すると口頭で伝えられるだけだった開発資料は、10月中にAIBへ配られる予定でしたが、10月末になっても届いていないとのことです。
AIBは開発資料をもとにカードを設計して量産の準備に入るため、RTX 5080 24GBの発売時期は資料がAIBに届く時期で決まるとしています。そこにPCBの部材の準備状況やほかの部品の品薄も重なるため、資料のない今の状態から1月に発売するのは難しく、9月ごろから社内で出ていた1月発売の話も、今のスケジュールでは起こりにくいとのことです。代わりの発売時期は示されていません。
RTX 5080 24GBは2月以降にずれ込む見通し
RTX 5000 SUPERでも、2025年11月にAIBへ開発資料が届いていないと伝えられた後、2026年1月に無期限延期が報じられています。7月に実機がAIBへ届いてからも、3GBのGDDR7が2GB品の約3倍の価格であることを理由に出荷が保留されたままです。
RTX 5080 24GBも、資料が届かないまま予定の10月を過ぎた点はSUPERと同じです。ただ、RTX 5080 SUPERはRTX 5080 16GB版と並べて売る追加モデルでしたが、RTX 5080 24GBは16GB版を置き換える後継です。その16GB版は、NVIDIAがGPUをすでにすべて出し切ったと伝えられているうえ、使っている2GBのGDDR7もMicronが9月に生産終了して供給元がサムスンとSK hynixの2社に減っています。
年明けからRTX 5080以上のGeForceは新品がほぼ買えない期間に
出回っている在庫だけになったとされる16GB版は、国内で在庫のある製品が10月14日の20製品から11月2日には8製品に減り、最安値も26万7,700円から33万9,800円まで上がっています。最安値は10月26日の32万800円から1週間で6%上がっており、平均価格も約36万円に迫っています。
2026-11 時点の最安は ¥339,801、安値帯の平均価格は ¥357,268。
16GB版の流通在庫は10月末の時点であと2か月ほどとされており、年末から年明けには売り切れる見込みで、それまでは残り在庫の値上がりが続くとみられます。RTX 5090もAIBがGPUを新たに注文できず、2027年1〜3月の生産分が最後になる見通しで、残る新品はわずかです。前倒しで16GB版と入れ替わるとみられていたRTX 5080 24GBが2月以降にずれ込めば、16GB版が売り切れてからRTX 5080 24GBが発売されるまで、RTX 5080以上のGeForceの新品が店頭からほとんど消える期間ができる見通しです。


