GeForce Game Ready Driver 617.42でも、616.56から続いている画面のちらつきは直っておらず、モニターがスリープ状態を保てない、HDMIの音声が途切れるといった症状も報告されています。いずれも610.88へ戻すと収まるとのことですが、NVIDIAは修正時期を示していません。
GeForce 617.42でも616.56から続く画面の不具合は解消されず
GeForceのドライバーでは、8月26日公開の616.56から画面が一瞬暗転したりちらついたりする症状が報告されており、9月22日公開の617.14でも続いていました。616.56はR610系からR615系へ切り替わった最初のドライバーで、切り替え直前の610.88では症状が起きないため、症状が出た人は610.88へ戻してしのいできました。
そんな中、10月6日公開の617.42でも、この症状はリリースノートの修正項目と既知の不具合のどちらにも載っていません。実際に、NVIDIA公式フォーラムでは、617.42へ更新したあともノートPCの内蔵ディスプレイがWindowsの操作中に断続的にちらつく、ChromeやEdgeの表示中に画面全体の色味や明るさが一瞬変わるといった症状が報告されています。このうち色味が変わる症状は、616.56のときと同じく、NVIDIA appやコントロールパネルで出力の色深度を10bitへ変えれば回避できるとのことです。
さらに、RTX 5090にDisplayPortで2台のモニターをつないだ環境では、省電力状態に入った約1秒後に再び点灯してしまい、スリープ状態を保てないとのことです。617.14ではモニターがスリープから復帰しない不具合が修正されていますが、こちらは逆にすぐ復帰してしまう症状のため、この修正では直っていません。このほか、RTX 5070にHDMIでつないだモニターが起動後やスリープ復帰後に映らない、RTX 4080 SUPERにDisplayPortで3台目をつなぐと全モニターが暗転するといった症状も出ています。
また、HDMIでAVアンプやテレビへ音を出している環境では、無音が数秒続くと出力が切れて次に鳴る音の頭が欠ける症状が報告されており、HDMIオーディオドライバーだけを以前のものへ入れ替えても直らないとのことです。これらはいずれも616.56や616.64などR615系で始まり、610.88では起きないと報告されているため、モニターやケーブル側ではなくR615系のドライバー側に原因が残っているとみられます。
NVIDIAが次回修正を明言したのは1件。画面まわりは610.88へのロールバックが対処法に
一方、NVIDIAのスタッフは、画面の症状には診断ログの提出を、音声の症状には環境の詳しい説明を報告者に求めている段階で、原因や修正時期には触れていません。そのため、症状が出ている環境では今回も7月28日公開の610.88へ戻すのが対処法となります。
NVIDIAが9月30日に公表した脆弱性は610.88でも修正されているため、古いドライバーへ戻してもセキュリティ面の心配はありません。ただし、10月16日に先行アクセスが始まる『Call of Duty: Modern Warfare 4』(MW4)など、616.56以降で対応したゲームの最適化は受けられません。
MW4を先行アクセスから遊ぶ場合は、617.42で問題が出ていない環境もあるため、一度617.42を入れて、症状が出たら610.88へ戻せば済みます。610.88のまま待つ場合も、R615系のWHQL認証ドライバーは616.56以降6〜14日おきに公開されているため、次のドライバーはMW4が発売される10月23日までに出るとみられます。ただ、NVIDIAのスタッフが次のドライバーでの修正を明言しているのは『DOOM: The Dark Ages』の性能低下だけのため、画面や音声の症状の修正がいつ入るかは現時点では不明です。


