9月に発売されたApple Watch Series 12とApple Watch Ultra 4で、背面のセンサーが当たる手首の部分が赤くなり、ヒリヒリするという報告が出ています。両機種は心拍センサーを新しくしたモデルで、Series 11やUltra 3までは問題なく使えていた人にも症状が出ています。
Apple Watch Series 12とUltra 4でセンサーの当たる部分に赤みやヒリつき
Series 12とUltra 4は9月18日に発売されましたが、発売直後から海外の掲示板やRedditに、背面のセンサーが当たる部分だけ手首が赤くなったという投稿が出ています。赤みは丸いセンサーの形に沿って出て、発光部の位置に濃い赤い点ができた例が複数あり、焼けるようなヒリヒリ感やかゆみを伴う人もいます。
MacRumorsによると、Apple Watchで肌が荒れるという声は初代モデルの頃からありますが、今回はSeries 11やUltra 3を問題なく使ってきた人が、新型に替えて初めて症状が出たと報告しており、バンドも以前と同じものを使っているという人が複数います。そのため、利用者の間では新しくなった背面のセンサー、とくに心拍測定に関する変更が原因ではないかと疑われています。
この心拍の測定は緑色LEDの光を肌に当てて血流を読み取るもので、新型では発表前にテスト中と伝えられていた心拍の終日記録に対応し、5秒ごとに測定するようになりました。頻度はSeries 11の最大60倍に増えており、AppleはそのためにLEDも大きくしています。
さらに、利用者によるとセンサーのガラスの出っ張りが小さくなったぶん背面の広い範囲が肌に当たるようになっており、Series 10で使っていたバンドを同じ位置で留めても、Series 12ではきつく感じるとのことです。Appleはバンドがきつすぎると皮膚がかぶれることがあると案内しているため、旧モデルと同じ着け方をしていても、新型では肌への当たり方が変わって刺激が出ている可能性があります。
ただ、Appleは今回の報告についてコメントしていませんが、一般的な皮膚反応の原因としてアレルギーや石鹸、汗などによる刺激を挙げています。最初に報告した人がAppleサポートで本体の診断を受けても、本体やバッテリーに異常は見つからず、原因は特定されていません。
Appleは症状が出たら外すよう案内。返品は受け取りから14日以内
症状の経過は人によって分かれており、センサー面を拭いたり、そのまま着け続けたりするうちに数日で治まった人がいる一方、腕と本体を1日に何度も拭き、バンドの締め具合を変えても治まらずに返品した人もいます。
Appleは、皮膚に赤みや腫れ、かゆみなどが出た場合はApple Watchを腕から外して医師に相談するよう案内しています。また、Apple Storeの店舗やオンラインで買った場合は受け取りから14日以内であれば返品できます。
治まらずに返品した人は、Appleのサポートと医師の両方から着けないよう言われた時点でまだ返品期間内でしたが、発売日の9月18日にApple Storeで受け取った人は、すでに14日の期限を過ぎています。着け続けるうちに治まった例はあるものの、治まらなかった場合は待っていた間に返品の期限を過ぎてしまうため、買って日が浅いうちに症状が出たときは、慣れるのを待つより先にApple Watchを外し、期限内なら返品することを検討した方がいいかもしれません。


