GeForce Game Ready Driver 617.14でも、616.56から報告されている画面の暗転やちらつき、色味の変化が起きるとの報告が出ています。10bit出力でも発生する例があり、616.56の時点で効いたとされる回避策でも止まらない場合があります。
GeForce 617.14でも画面の暗転や色味の変化が起きるとの報告
8月26日に公開された616.56では、画面が一瞬暗転したり白や黒にフラッシュしたりする症状が複数世代のGPUで報告されており、NVIDIAも修正版をテスト中だとしていました。その後、9月4日にHotfix 616.86が配布され、9月9日公開の616.92にも同じ修正が統合されましたが、修正内容として書かれているのはブラウザで特定のWebサイトを表示した際に断続的なちらつきが起きる問題だけです。9月22日公開の617.14でも、画面全体が暗転・フラッシュする症状は修正・既知の不具合のどちらにも記載がなく、616.56から1か月近く経った今も修正されたのかどうか分からない状態です。
実際に617.14へ更新した環境では、RTX 3060 TiでBraveやMicrosoft Edgeのダークモードのページを表示中にちらつきが出て、ドライバーを完全に削除するDDU(Display Driver Uninstaller)を使って入れ直しても改善しないという報告が出ています。また、RTX 4070搭載ノートPCにHDMIでフルHDの外部モニターをつないだ環境では画面の色温度がランダムに変わり、610.88へ戻すと解消したほか、別の環境でもHDMI接続の2台目モニターで同じ症状が出て、610.88へ戻して改善したという報告があります。
DDUを使ったクリーンインストールでも再発し、610.88へ戻すと消えるという点は616.56のときの報告と同じであるため、617.14でもモニターやケーブル側ではなくドライバー側に原因が残っているとみられます。
616.56では、NVIDIA appやコントロールパネルで選べる出力の色深度を8bitから10bitへ変更すると症状が止まったという報告が複数ありましたが、617.14では10bitでもちらつくという報告が出ており、この回避策でも止まらない環境があります。一方で、2台のモニターがランダムに信号を失う症状とちらつきが出ていたユーザーが617.14へ更新したところ直ったという報告もあり、617.14で改善する環境と症状が残る環境に分かれています。
画面まわり以外では、『Assassin's Creed Shadows』で616.56への更新後に長時間プレイするとクラッシュする問題が617.14でも既知の不具合として残っており、NVIDIAのスタッフは9月22日の時点で原因をまだ特定できていないと回答しているため、次のドライバーで修正されるかどうかも見通せません。なお、電源管理モードの「Prefer Maximum Performance」が正しく適用されない問題は、617.14のリリースノートからは消えたものの修正リストには記載がなく、フィードバックスレッドでも未解決の項目に残ったままです。
610.88へ戻すと改善したとの報告。CONTROL Resonantの最適化は失う
画面の暗転や色味の変化が出ている環境では、7月28日に公開されたR610系の610.88へ戻すと症状が消えたという報告が複数出ており、現時点では610.88へ戻すのが有力な対処です。『Fortnite』の起動直後にPCが落ちる症状も、直近2つのドライバーでは起きるが610.88なら動くという報告が9月23日に出ており、NVIDIAの既知の不具合には載っていないものの、こちらも610.88へ戻すと収まる可能性があります。
ただし、610.88はR615系より前の版のため、9月24日発売の『CONTROL Resonant』など616.56以降にGame Ready対応したタイトルの最適化は受けられませんが、同タイトルをプレイ予定でなく画面暗転などの不具合に直面している場合は一旦610.88ドライバーへ戻した方が良さそうです。


