NVIDIAは、GeForce Game Ready Driver 616.92 WHQLを公開しました。Hotfixで先行配信されていたブラウザのちらつきやRDPの黒画面など3件の修正が、認証版に取り込まれています。
GeForce Game Ready Driver 616.92の主な内容
616.92は、9月3日公開の616.64に続くRelease 615系のWHQL認証版として9月9日に公開されました。対応OSはWindows 11/Windows 10(64bit)で、デスクトップ向けの対応GPUはGeForce RTX 5000〜2000シリーズとGTX 1600シリーズ、TITAN RTXです。R615系は8月26日公開の616.56で始まった系列で、616.92はその3本目のWHQL版になります。
616.56で出た表示まわりの不具合に対して、NVIDIAは9月4日にHotfix 616.86を配布していました。ただし、HotfixはWHQL認証がなく、サポートサイトから手動で入れる必要があります。616.92にはこのHotfixの修正3件がそのまま含まれているため、Hotfixを入れていない人もNVIDIA appの通常更新で同じ修正を受け取れます。
対応ゲーム・最適化
今回のGame Ready対象は、『007 First Light』のパストレーシング更新と、DLSSに対応する新作・アップデート4本です。
- 『007 First Light』:9月15日配信予定のパストレーシングとDLSS 4.5 Ray Reconstruction追加アップデートに最適化。
- 『Active Matter』『Aniimo』『WARDOGS』:DLSS対応の新作として最適化の対象。
- 『PUBG: BATTLEGROUNDS』:DLSS対応を追加するアップデートに対応。
修正された不具合
そのゲーム関連の修正はゼロで、記載された修正は一般不具合3件のみです。
- ブラウザで特定のWebサイトを表示した際に、断続的なちらつきが発生する問題を修正。
- 616.56への更新後に仮想ディスプレイを作成できなくなる問題を修正。
- 616.56への更新後にリモートデスクトップ(RDP)のセッションで画面が黒くなる問題を修正。
3件のうちブラウザのちらつきは616.64の既知の不具合欄に載っていた項目で、残る2件は616.56で新たに発生した不具合です。616.64では修正がゼロだったため、R615系に切り替わってから初めて修正が入ったWHQL版でもあります。
既知の不具合
一方、既知の不具合は3件で、616.64から2件増えました。
- 電源管理モードの「Prefer Maximum Performance(最大パフォーマンス優先)」が正しく適用されない場合がある。
- 『Assassin's Creed Shadows』で、616.56への更新後に長時間プレイするとデスクトップにクラッシュする場合がある。
- 『JUDGMENT(ジャッジアイズ)』『LOST JUDGMENT』『Virtua Fighter 5 R.E.V.O.』が、616.56への更新後に起動しない場合がある。
電源管理モードの項目は610.47から7バージョン続けて載っているもので、今回も解消されていません。残る2件は今回初めて載った項目で、どちらも616.56に更新した後に起きるとされています。なお、616.56で報告されていた画面の暗転・フラッシュについては、今回修正されたのはブラウザ表示時のちらつきだけで、暗転・フラッシュそのものが直ったかどうかはリリースノートに書かれていません。
616.56や616.64でRDPの黒画面や仮想ディスプレイの不具合が出ていた人は、616.92に更新するのがおすすめです。Hotfixと同じ修正がWHQL版で受け取れるうえ、変更点は対応ゲームの追加と修正3件だけなので、入れ替えて困る要素も少ないです。一方で『Assassin's Creed Shadows』や『JUDGMENT』シリーズを遊んでいる人は、616.56から続く不具合がまだ残っているので、610.88のまま使い続けた方が無難です。

