Steam側の設定ミスで本来は非公開のはずの実績データが外部の実績トラッカーに取り込まれ、未発表タイトルを含む多数のゲームの実績データが流出しました。
原因はValve側の設定ミス。ハッキングではなくSteam自身のデータが公開状態に
ExophaseとSteamDBは、Steam APIから各ゲームの実績データを自動で取得して公開しているサードパーティのトラッカーサイトで、通常、APIから返ってくるのは公開済みアプリの実績だけのため、両サイトに並ぶ実績は発売済みか発表済みのタイトルに限られていました。
そんな中、現地時間の9月8日から9日にかけて、未発売・未発表のタイトルの実績一覧が両サイトに大量に出現しました。Exophaseを運営するMike Bendel氏は掲示板ResetEraで、Valve側のミスとみられ、本来は非公開のはずの実績がAPI経由で取得できる状態になっており、それがサイトの自動スキャンでそのまま取り込まれたと説明しています。名前が設定されていないアプリはタイトル名の代わりにAppIDを表示しており、名前のないゲームが実績付きで出てくることは普段はないとのことです。
出どころがValve自身のデータであるため、通常のリークとは逆に、「そのゲームが存在し、実績まで用意されている」ことまではSteam側の記録がそのまま示しています。一方、AppIDしかないアプリがどの作品なのかはコミュニティの推測にとどまる状態です。
未発表タイトルに加え、Steam展開が意外な作品も
Valveのデータに載っていた作品のうち、未発表のものとしてはAvengersやDune、Sonic、Stellaris、Twin Peaksの新作、Sea of Thievesの続編ないしスピンオフが挙がっています。一方、発表済みの作品では『Gears of War E-Day』『Kingdom Hearts IV』『Persona 6』のほか、動作要件がすでに公開されている『ACE COMBAT 8』も含まれています。
このリストには『Squadron 42』も含まれると複数の媒体が報じています。開発元のCloud Imperium Games(CIG)は『Star Citizen』と『Squadron 42』をSteamでは販売せず、自社サイトの直販のみで扱ってきました。そのため、Steamの実績データに載っている以上、2027年第2四半期へ延期済みの同作についてSteam向けの準備が進められている可能性があります。実際にSteam版が投入されるなら、CIGにとって販売方針の転換にあたります。
なお、SteamDBでは誤公開に伴い実績の一部が削除されている一方、Exophaseでは現在も未公開だった実績が公開されたままになっています。このうち『ACE COMBAT 8』や『Kingdom Hearts IV』など一部のタイトルでは、実績名に本編のネタバレが含まれているため、これらのサイトで未発売タイトルを確認する場合には注意が必要です。また、『Kingdom Hearts IV』など発売日が不明なタイトルでもすでに実績が設定されていることから、開発が実績を実装する段階まで進んでいることも確認できます。


