AppleがiPhone 18 ProシリーズとiPhone Duoに、当初は16GBのメモリを搭載する計画だったことが明らかになっています。
iPhone 18 ProとiPhone Duoは16GBメモリの計画から12GBへ変更
iPhone 18 ProとiPhone 18 Pro Maxは9月18日に発売されており、メモリがiPhone 17 Proと同じ12GBであることは、MacRumorsがAppleの開発ツールXcode 27のデータから確認しています。10月23日に発売されるiPhone Duoも同じA20 Proを搭載し、メモリは12GBとされていますが、このXcodeのデータにはまだ含まれておらず、確認されていません。
そんな中、WeiboのリーカーInstant Digital氏は、AppleがiPhone 18 ProシリーズとiPhone Duoに当初は16GBのメモリを搭載する計画だったと投稿しています。ただ、同氏は16GBが検討されていた時期には触れておらず、これまでの予測・報道も、2025年4月のMing-Chi Kuo氏、同年10月に全モデル12GBと報じた韓国The Bell、2026年3月の同メディアまで一貫して12GBだったため、16GB案がいつ消えたのかは分かっていません。
一方で、Kuo氏は今年6月にiPhone 18 Proの12GBを1.5GBのメモリチップ(ダイ)8枚で組むと予測しており、現行のiPhone 17が使う2GBのダイなら同じ8枚で16GBになるため、16GBという数字そのものはこの構成と合います。この予測どおりなら、16GBから12GBへの変更は、枚数を変えずにダイを2GBから1.5GBへ替えた結果ということになります。
16GBなら100ドルの値上げでは収まらず。12GBでもDRAMの原価は4倍近く
ダイの容量を落とせばその分メモリのコストは下がりますが、このコストはスマートフォン向けのメモリが不足し始めた2025年後半から跳ね上がっています。GF SecuritiesのJeff Pu氏の試算では、12GB分のDRAM調達コストはiPhone 17 Proの約39ドルからiPhone 18 Proでは145ドルへ上がり、iPhone 17 Pro並みの粗利率を保つには1,371ドルで売る必要があるとのことです。
しかし、実際のiPhone 18 ProはiPhone 17 Proから100ドル値上げした1,199ドル、日本では25,000円高い219,800円からで、12GBでもこの1,371ドルには届いていません。16GBなら同じ単価でDRAMは190ドルを超えるため、16GBのままなら値上げは100ドルでは収まらなかったと考えられます。
さらに、12GBのiPhone Duoでも、BloombergのMark Gurman氏によるとメモリ不足の影響で原価が目標を上回っており、Appleは容量の少ない下位構成のコスト増を自社で負担することで、開始価格を2,000ドル(日本では364,800円)に抑えているとのことです。
メモリの値上がりは今も続いており、韓国メディアによると、サムスンは第4四半期からApple向けの供給価格を7〜10%程度引き上げる方向で交渉を進めています。2027年秋のiPhone 20でも、Appleはメモリ高騰で製造コストが上がっていることを理由に画面の省電力技術2種の採用を見送ると伝えられています。そのため、16GBへの増量はメモリ価格が下がり始めるまで後回しになり、iPhone 20を含めて今後もしばらくは12GBが主流になる可能性が高そうです。


