Apple初の折りたたみiPhoneは「iPhone Duo」の名称で、価格は2,000ドル(約36万円)からになると伝えられています。発売は早くても10月で、iPhone 18 Proより後になる見通しです。
メモリ高騰で原価が目標超過。日本価格は35万円前後になる可能性
折りたたみiPhoneは9月9日(日本時間9月10日未明)に開かれるAppleの発表会で正式発表される見込みです。ただ、量産の立ち上がりは順調ではなく、8月にはヒンジと折りたたみディスプレイが量産前の検証を通らず、原価が固まらないため発表会で価格を示さないまま発売を先送りすると伝えられていました。
この端末はこれまで「iPhone Ultra」の名称で伝えられてきましたが、BloombergのMark Gurman氏によると、Appleが採用する名称は「iPhone Duo」とのことです。価格は256GBの下位構成が2,000ドルで、Appleの現在の国内価格設定を基にすると税込み約35.5万円。最大2TBの上位構成では約3,000ドルとなり、日本では53万円前後まで上がる可能性があります。
形状はGalaxy Z Fold8と同じく横長で動画視聴に向くほか、傷などの懸念から対応が見送られたと言われていたApple Pencilにも対応予定です。また、内蔵チップにApple A20 Pro、モデムに自社製C2を搭載するなど、iPhone 18 Proと同じチップ/モデム構成となります。
なお、価格についてはメモリ不足の影響でiPhone Duoの原価が目標を上回っており、Appleは容量の少ない下位構成ではコスト増を負担する一方、1TBや2TBなどの上位構成では価格を高めに設定することで、開始価格を2,000ドルに抑えているようです。これにより、開始価格を維持しつつ、メモリ高騰によるコスト増の一部を上位構成へ転嫁する形になっているとみられます。
発売は早くても10月。iPhone 18 Proより遅れる見通し
iPhone Duoの発売時期を巡っては量産難航から遅れるという話があった一方で、直近ではGurman氏がiPhone 18 Proと同時期かそれに近い時期という見方を示していました。しかし、最新の情報によると発売時期は「早くても10月」とのことで、8月下旬の時点で生産が1日あたり数百台にとどまっていることから、一定の供給量または在庫を確保してから発売を迎えることになるようです。ただ、この10月発売が米国先行なのか、日本も含まれるのかは現時点で不明となっていますが、ある程度在庫を確保してからの発売となれば、日本も米国と同じく最速の発売グループに含まれる可能性が高くなります。
なお、予約についてはiPhone 18 Proが日本時間で9月12日16:00から開始されると言われていますが、iPhone DuoはApple初の折りたたみiPhoneで量産が難航し、初回在庫も限られるとみられるなど、2017年に登場したiPhone Xと近い状況になっています。
iPhone Xでは、先に発売されたiPhone 8/8 Plusが9月15日に予約開始、9月22日に発売された一方で、iPhone Xは予約開始が10月27日、発売が11月3日と、いずれも6週間遅れていました。そのため、iPhone DuoについてもiPhone 18 Proと同時に予約を開始するのではなく、発売時期に合わせて10月に別途予約開始日が設定される可能性が高そうです。


