Appleが9月8日の発表会で折りたたみiPhone(iPhone Ultra)を披露しながら、価格を示さないまま発売を先送りする計画であることが明らかになりました。
ヒンジと折りたたみディスプレイが量産検証を通らず、発売は米国先行へ
折りたたみiPhoneをめぐっては、発表されても発売は10月頃にずれ込むと7月の時点で伝えられており、初期の出荷量は極めて少なく、価格も2,300〜2,500ドルと現行モデルを大きく上回る見込みが示されていました。
中国の部品サプライヤーなどに取材した豪州メディアChannelNewsの独占報道によると、発売遅れの原因はヒンジと折りたたみディスプレイで、量産前の検証で想定以上の問題が見つかっているとのことです。さらに、この問題に対する技術的な対策はまだ見つかっていないとのことです。そのため、当初2026年6月だった量産開始予定は8月上旬へずれ込み、現在はさらに後ろ倒しになっており、7月下旬の時点でもFoxconnは量産計画の調整を続けていました。検証の長期化により、2か月規模の遅れが生じる可能性があるようです。
こうした検証のやり直しが響き、iPhone Ultraの2026年下半期の生産計画は700万台にとどまるうえ、すでに製造済みの個体にも検査で問題が見つかっているため、実際に店頭へ並ぶ数はこの計画値をさらに下回るとみられます。そのため、Appleは9月8日の発表会ではiPhone Ultraの価格を示さず、大まかな発売時期だけを伝える見通しのようです。
この価格を示さない判断は、部品を合意した価格で必要数確保できておらず、原価が固まっていないためと考えられます。加えて、メモリ不足で2026年の出荷計画そのものが引き下げられており、iPhone Ultraに限らずApple全体で供給に余裕がない状態です。
発売は米国が先行。日本が優先国に入るかは不明
限られた供給はまず米国に振り向けられ、その後に中国などの主要市場が続く見通しです。豪州では、キャリアや大手小売がiPhone 18シリーズの投入時点で折りたたみのiPhone Ultraは店頭に並ばないとしています。
なお、日本が米国と同じ先行発売国に入るかは不明ですが、遅れる場合は最大2〜3か月となる見込みです。また、仮に米国と発売日が近くても供給量は極めて限られているため、予約は極めて激しい争奪戦になりそうです。


